活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

教育

さすが、一橋大学。という感じですね。

教養としての経済学 -- 生き抜く力を培うために作者: 一橋大学経済学部出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2013/02/27メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る話題になっていたし、経済学を勉強し直そうとも思ったので、 買って読ん…

この差は何を生み出すのか

http://sp.mainichi.jp/select/news/20140111k0000m040015000c.html 公立と私立との学習費の違いが2〜3倍になり、私立中の学習費は過去最高を記録した。 最終的に学習費は、小学校から高校まで公立なら500万、私立なら1677万と1000万以上の違いになった。 こ…

温故知新という言葉を知っているか

武士の誕生 (講談社学術文庫)作者: 関幸彦出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/01/11メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る武士とは何か。ひいては中世とは何か。 その武士という存在を平安後期における板東の騒乱から考えている本書。 初出が19…

U Change the world

アホ大学のバカ学生 グローバル人材と就活迷子のあいだ (光文社新書)作者: 石渡嶺司,山内太地出版社/メーカー: 光文社発売日: 2012/01/17メディア: 新書購入: 1人 クリック: 32回この商品を含むブログ (22件) を見る誰が悪い、彼が悪いと言っていても始まり…

今年の総決算をしてみると

2011年を一言でまとめると「鬱」ですかね。 今年一年は本当にモチベーションが低かった。仕事に対するやる気がなかったように思えます。 管理職になって(そもそも自分は管理職なのか? 役職的に)、とにかくムダな会議が多い。上に方針がない、マニュアルが…

サルが分かっちゃ困る大学合格の方法3

最後、3つめは「徹底的な演習」です。 今まではどちらかといえばインプット中心の話でした。 今回は逆にアウトプット中心の話です。 結局、いくら知識があっても、それを使いこなせなければ意味がありません。 基礎練習ばかりで練習試合をしない野球部と同じ…

サルが分かっちゃ困る大学合格の方法2

前回、大学に合格する方法は3つだという話をしました。 で、今回はその2回目。 2.国語力の向上 最近の学習本は「国語」を重視しているものがあります。 その理由は、国語力が思考するための基礎力だからです。 我々が何かを考えるとき、無意識に言語を使っ…

サルが分かっちゃ困る大学合格の方法1

いや、サルが分かったらリアル『猿の惑星』になりそうなので(苦笑)。 冗談はさておき、昔『サルでも分かる○○』シリーズがあって、それをもじったわけですが。 で、本題。 大学合格はたった3つの方法で合格を勝ち得るのではないか、と思っています。 中学か…

大学に関するいくつかの私論

まずはじめに。 社会における大卒の価値は低下していることは事実だ、ということだ。 大卒はかつて幹部候補として企業は扱ってきた。 しかし現在、名ばかり管理職(店長)に見られるように、大卒であっても幹部候補ではなく、一兵卒扱いをされる。 20年前は…

いつだって、わかりきっていること

やはり、記憶の仕方が学習の出来不出来を決める要因ではないだろうか。 勉強は多かれ少なかれ「暗記」作業だ。 どれだけ覚えているかが、重要なキーとなる。 しかし、その「暗記」をしても、人によって学習効果は異なる。 よく参考書では「覚えろ」「参考書…

風向きが変わっていることを、君らは知っているだろうか

消える大学 生き残る大学 (朝日新書)作者: 木村誠出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2011/04/13メディア: 新書購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (14件) を見る結局言えることは、ここ数十年間、大学のあり方はほとんど変わってこなかった、…

すべての人に光を

努力は必ずしも報われるとは限らない。しかし、努力しないものは決して成功しない。 これは私の持論です。 絶対的に正しいことがない現代、努力が必ずしも正しいとは限りません。 残念ながら、経済成長期と異なり、努力が成功に直結しないからです。 拡大を…

夜明けはまだ

国家の大黒柱は「教育」「医療」「福祉」だと考えています。 当然、誰しもが怪我や病気になります。それに備えるためには医療の充実は避けて通れません。また、弱者救済というセーフティーネットは福祉の役割です。 これらがあるから、国民は安心して生活が…

遠き日を思い馳せながら

明日から部下にイライラしなくなる本 「上司の仕事」を自信をもって続けていくために作者: 高橋克徳出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2011/01/20メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (3件) を見るありますよね。生徒やアシスタン…

服従か叛旗か

最近の日本が元気がないのは、とんがった人間が少ないからではないだろうか。 今の若者は(私も若者ですよw)優秀だけど、おとなしく諦観の念が見える。いわば、特徴のないゼネラリスト。 しかし、イノベーションを起こすのは、いつもとんがった人間だ。 リ…

夜空に光る綺羅星は、まばゆく燃ゆる恒星だと気づいているか

「基礎が大事」という本当の意味を理解しているか? - teruyastarはかく語りき「基礎基本が大切」 いったい、この言葉をどれだけ生徒に言ってきたのか。 けど、その意味のほとんどを生徒は理解していない。 上記のサイトは、まさに「基礎基本」の大切さに触れて…

千里の道も一歩から、だよね

今更ながら、『英語上達完全マップ』を読みました。英語上達完全マップ―初級からTOEIC900点レベルまでの効果的勉強法作者: 森沢洋介出版社/メーカー: ベレ出版発売日: 2005/10メディア: 単行本購入: 56人 クリック: 1,306回この商品を含むブログ (113件) を…

そろそろ死んでしまうかも……

久しぶりに、まともな休日。 おかげで12時間も寝てしまった……。 さすがに疲れていたんだな、と自分を慰めました。 で、遅ればせながら、センター試験の総評を。 文型科目を解答しましたが、全体外観としては「平均並み」でした。特に難しいと感じた科目も優…

私たちが誤解している印象論について

よくよく考えると、私も含め、世の中の多くの人が勘違いをしているのではないだろうか。 今現在、おおよそ大学進学率は50%。つまり、全国の高校生の半分が大学へ進学している計算だ。 それは誰しもが理解しているだろう。 しかし、偏差値が下がるごとに大学…

立てよ、国民

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101207-00000071-mai-soci国際学力テストの結果が公開されました。 気になる日本の順位は多少上昇したそうです。 ただ、順位なんて正直どうでもよいというのがホンネです。 それよりも点数と習熟度の分布です。 これま…

気づきこそ重要

最近思うことは、世に自立学習を是とする勉強本が出回っていますが、あれって理想論だな、と。 正確には、確かにできると思います。ただし、上位生のみ。 私感では偏差値で55〜60より上の学生は自分で勉強しても問題ないように思えますが、それより下、特に…

教育の明日はどっちだ

教育のコストは誰が負担するのか? (内田樹の研究室) 教育とは本来、国家を支えるためのインフラの一種だ。 今日、教育は個人の能力開発のためのものだという認識が大勢を占めているが、そうではなく富国強兵のためにある。 少なからず日本ではそうだった。 …

禍福はあざなえる縄のごとし

http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/101007/acd1010070904010-n1.htm また、日本人がノーベル賞を受賞しました。 しかし、一人はやはり海外の大学に所属する教授でした。 だが、日本に対しては賛美だけではない。日本を飛び出すことになったきっかけ…

本当に自己責任なの?

昨日のポスドク問題について、もう少し。 なぜ、企業は修士・博士を採用しないのか。 それは、先日触れた年齢給の問題のほかに、企業自身が大学の価値を低く見ているからです。 これは私自身が大学職員から民間企業へ転職活動していたときに感じたことでもあ…

語り得ぬ問題

ホームレス博士 派遣村・ブラック企業化する大学院 (光文社新書)作者: 水月昭道出版社/メーカー: 光文社発売日: 2010/09/17メディア: 新書購入: 3人 クリック: 123回この商品を含むブログ (28件) を見る私自身、修士卒で、しかも某私立大学で嘱託職員をして…

一つ曲がり角、一つ間違えて、曲がり角くねくね

今の大学受験って、完全なる(それに近い)ゼロサムゲームです。 言い方を変えると、巨大な椅子取りゲームと言ってもいい。 多くの人が国公立・早慶上智・MARCH・関関同立を目指します。 しかし、これらの大学は学部再編も終え、しばらくは定員増加する見込…

自分を変えろ、世界を裏返せ

学習の作法作者: 天流仁志出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン発売日: 2010/03/15メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (1件) を見るはじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識作者: 宮…

諸子百家鳴動し、日本は動くのか

茂木健一郎 @kenichiromogi さんの日本の就職連続ツイートとその反響 - Togetterまとめ茂木先生が発した言葉が各所で異論反論オブジェクション(古っ)しているみたいですね。 個人的な意見はまず置いておき。 まずは茂木先生への反対論者から見てみましょう…

ここがダメだよ、日本

結論として、日本はダメだなと。 教育という観点から見て、人材育成がまったくできていません。 もはや社会に人材を育成する力が残っておらず、学校教育に委ねられていますが、それもまだ完全ではありません。 今日のTBSの池上彰の番組でも紹介されていまし…

ダイバーシティへ飛び込め

ふと思ったこと。 日本がこれまで世界のトップクラスにいたのは、やはり良質で均一な教育の成果だと思います。 なので、実は詰め込み型の教育それ自体はハイレベルであれば十分理にかなった教育だったのではないでしょうか。 ただ、今後世界で生き抜くために…