活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

2006-01-01から1年間の記事一覧

それは共鳴する音叉のように

本当によい表現とは、それを感じたときに「何かを表現したい」と思えることだと思います。 表現──クリエーションという定義が何であるか。 その答えは十人十色だし、おそらく誰もが納得する答えを出すことはできないでしょう。 しかし、私は表現を感じたとき…

サービスすること、人に接すること

たかだかアルバイト風情に講釈を垂れても仕方がないことは分かっています。 それでも、どうしても気になって仕方がないのです。 何が気になるのか。 今日、入ったコンビニ店員の対応が気に入らなかったのです。 バイト店員に何を、と思う人も多いでしょう。…

物語化する人生

最近、小説家になりたい、漫画家になりたい、俳優になりたい、芸能人になりたい、という人が増えている気がします。 つまりは、人とは違う人生、あるいは記憶と記録に残る人生を送りたい、ということなのでしょう。 それ自身は別段悪いことだとは思いません…

胃もたれむかつきに……

大正漢方胃腸薬!? って、冗談です。 それはさておき、巷で噂の「ラーメン二郎」へ行ってきました。 基本的には大盛りの店なのですが、ジロリアンと呼ばれる熱狂的ファンによって、その名が有名です。 知人にしつこく勧められていたのですが、意を決してつ…

すべてはスパイスひとつまみ

書きたいことは山ほどあれど、あれこれくだくだしく書くのも好きではありません。 というわけで、書きたいことを絞って書いてみたいと思います。というか、書くわけですが。今日、『スーパーエッシャー展』と『パプリカ』を観に行きました。 騙し絵で有名な…

もやもやするもの

つまり、今の平等という考え方はとても奇異なんです。 誰もが公平、誰もが平等というのは一見正しいように見えて、変な思想が絡んでいます。 だって、今の日本の平等は上限の平等だからです。 出る杭は打たれる、ではないですが、横並びこそが平等だと考えて…

キミにしかできないこと

映画には映画しかできないことがあり、 文学には文学にしかできないことがあります。 この休日は『太陽』と『夜のピクニック』を観て、読んで大満足でした。 『太陽』は敗戦末期の昭和天皇を追いかけた映画で、 ストーリーよりも昭和天皇の人格や苦悩に焦点…

癒されてみました

今日、スパ施設、というか今流行りの温泉銭湯? に行ってきました。 かなりリーズナブルな値段で、それなりの温泉の種類がありました。マッサージ施設もあったのですが、混んでいたので今回は見送りました。 しかし、温泉はいいですね。疲れがどっと出てきま…

癒しが欲しい……

先週一週間で、急激に寒くなり、すっかり秋、というか冬になりつつあります。 なんだか近年、四季がどんどん失われていく気がします。夏になったかと思えば、すぐ冬になる。そんな雰囲気です。 ここ十年ほど異常気象が続き、気温の寒暖差が激しくなっていま…

月光の遠近法・抄

錬肉工房の『月光の遠近法・抄』を見に行きました。2,3年前に公演した方は観られなかったので、今回は期待していました。 すべては上杉満代さんに尽きますね。 彼女が動くだけで彼女の世界が会場に広がるんです。しなやかな肢体が軽やかに舞う姿は圧巻で…

象徴記号としての

Gyaoで『リーンの翼』がやっていました。 一話だけ見ていたのですが、いきなり米軍基地攻撃から始まっていました。しかも、「米帝」とか。 なんでしょう、富野さんとか押井さんとか、学生運動に参加あるいは影響を受けたであろう人々はアメリカが嫌いなんで…

母は偉大なり

母親というものは大変なのだな、と改めて思いました。 今日、文化の日で祝日だったわけですが、休みを利用して久しぶりにキッチン周りの大がかりな掃除を行いました。 それと部屋の掃除に洗濯などをやっていると、それだけで一日近い時間がかかってしまいま…

We will Rock you!

先日、東京国立博物館で催されている『仏像』を見学に行きました。 日本の一木造の仏像が一堂に会したわけですが、その前に一木造って何? ってことなのですが。つまりは、一本の丸太から削りだした仏像のことです。 その何が凄いのか。一本の丸木から削るわ…

そういうカラクリか

なんて、意味はないのですが。 森博嗣氏の『カクレカラクリ』を読みました。コカ・コーラ120周年記念企画で出版された作品です。 しかし、作品を読んでも、なぜこれがコカ・コーラ120周年記念なのか、よく分かりません。せいぜい、120年とコカ・コ…

私はただの偽善者ですから

最初に断っておきますが、私は右翼でも愛国主義者でもありません。 その上で、富山県立高校を始めとする必修科目未履修問題について書いてみようかなと思います。 最初に驚いたのは「日本史は必修科目じゃないんだ」ということでした。世界史は必修の割にな…

青春なんて……

最近のお気に入り、『宙のまにまに』。 「まにまに」って、萌えではなく、「まにま」に、という歴とした副詞。 最初、表紙とタイトルを見て、「また、萌え系かぁ」なんて思っていたんですけど、どうも何となく違う気がする……と思って思わず買ってしまいまし…

もー、ダメだぁ〜

しまっちゃうオジサンにしまわれちゃうんだぁ〜。 なんて、『ぼのぼの』ネタをしてしまう時点でダメ人間ですが(苦笑)。 別にダメ人間の話をしたいわけではなく、友人との会話のこと。 一言で言えば、仕事のスタンス? あるいは人生哲学の違いなのかも知れ…

ダメ人間でもいいじゃない?

と思う瞬間が多々あります。 でも、同時にそれではダメなんだな、とも思ったり。 いえ、どういうことかと言えば、久しぶりに乙一を読んでみたりしてしまったわけで……なんだか含みと持って回った表現ですが(苦笑)。 『GOTH』『ZOO』を読んでいます。…

優先順位はどっち

本日、フジテレビ系列で『役者魂』が始まりました。 それ自体はよくできていますし、もはや君塚良一脚本に何かを言う気などありません。 問題なのは、演劇関係者って「演劇こそ最高の芸術表現であり、TVドラマなんてナンセンス」だと思っている節があること…

生涯勉強……できます?

朝日新聞の一面で、塾業界の再編が取り上げられていました。 私自身もかつて塾講師をしていた経験があり、興味のあるところですが、分かりきっていた結果だとも思います。 結局、こどもの人数が減っている以上、塾産業の未来も先が見えている状態です。TOMAS…

理由になっていない

桜さん、素敵です。 伊坂幸太郎『オーデュボンの祈り』は面白いですね。確かに新潮ミステリー倶楽部賞を受賞するに値する作品です。 純文学的な哲学を持ちながら、ミステリの王道とも言える伏線の張り方が素晴らしいです。一見何も関係ないものが絡み合って…

イノチ短シ、恋セヨ乙女

う〜ん。 人が人を好きになる時って、科学的には二種類に分けられるそうです。 一つは自分と似た人間。性格的なものもそうですが、顔の構造の相似も関係しているそうです。シンパシーを感じるのだとか。 もう一つは自分にはないものを持っている人間。根幹的…

酒は呑んでも呑まれるな。

久しぶりにほろ酔い加減で飲んでしまいました。 普段は焼酎派の私ですが、久しぶりに日本酒を飲みました。 その名も「山田錦杜氏鑑」です。兵庫県の酒米である山田錦を使った日本酒です。+7の甘いお酒ですが、飲み口も軽くて後味のよいお酒でした。 個人的…

紆余曲折がありました

右折左折ができません(笑)。 嘘です。というか、話に関係ありません。 『がうがうわー太2』をついに買いました。長かった。本当にこのマンガが出るまでには紆余曲折がありました。最初、コミックバンチで掲載されて、それが打ち切られて、別の出版社から…

歩いていこうっ!

天気は悪かったですが、自宅近くをお散歩。 ……のつもりでしたが、なぜだかちょっとした山登りに。 付近の神社・仏閣を巡ろうと歩いていたら、なぜか丘陵地に入り込み、かつての山城跡を歩いていました。 見た目はそれほど高くないのですが、侮るなかれ。山城…

黄昏時に逢いましょう

八房龍之助『宵闇眩燈草紙』の最新刊が出ました。 というか、完結だそうです(えぇ!)。 結構ゆるい感じの、やりたい放題感が好きだったんですけど、やはりやりすぎたのとマニアックすぎたのが悪かったんでしょうか。 あのこゆい設定と人物像が好きだったん…

雨の日と火曜日は憂鬱

雨です。 関東地方は降ったり止んだりの雨でした。 別に雨は嫌いではないんですよ。むしろ好きな部分もあります。霧雨の中を歩いたり、雨後の森林の清冽さとか。 でも、それでも、一人暮らしをしていると思ってしまうんです。 洗濯物が乾かない って(笑)。

世界は広いな、大きいな

今日、パラドックス定数の『38℃』という舞台を見に行きました。 きました。きましたよ。 文句なしに面白いです。全体的にクオリティが高いのですが、なにより役者がよい! 取り立ててカリスマや天才的な役者がいるわけではないのですが、役者のレベルが高い…

ケイゾクは力なり

継続は力成りと申しますけれど、なかなかうまくいかないのもまた現実でございます。 この日記も日記と称しながら、実質的には各週的な更新になっているわけでございまして、ひとえに私の至らぬことが原因でございます。 ……などと、古風にしてみました。 書く…

like like like

『トランスアメリカ』を観ました。つーか、有楽町に行って来ました(苦笑)。 何故苦笑なのかは、『トランスアメリカ』を観れば分かります。 作品自体はよくできた感じの映画なんですけど、ホームドラマチックで映画という感じではないんですよね。 性転換を…