活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

2009-01-01から1年間の記事一覧

収奪経済からの脱出

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20091227/1261924397何かと叩かれるフランチャイズ形式。 あたりまえなんですよ。フランチャイズそのものが、本部がいかに現場の苦労なしに利益を収奪するか、というシステムなんですから。 じゃあ、オーナー側のメリッ…

世の中を蹴り飛ばし

http://npn.co.jp/article/detail/57919036/ 椎名林檎は確かに「東京事変」として活動したあたりから面白くなくなりました。 毒が無くなるわ、無鉄砲さがなくなるわで、面白くないんですよね。 確かに、東京事変は整ってて聞きやすいんですが、同時に椎名林…

本当はあいつが……

よくビジネス書で、職場を変えるには「自分から変わらなければ」とか「みんなが変わる必要がある」と書いてありますが、あれって上から目線ですよね。 正確には上司目線です。 本当に変わらなければいけないのは上司です。 往々にして職場の環境が悪いのは上…

日本はガラガラポンとするしかないのか

名ばかり大学生 日本型教育制度の終焉 (光文社新書)作者: 河本敏浩出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/12/16メディア: 新書購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (24件) を見る 世に「名ばかり大学生」のいかに多いことか。 そもそも「名ばかり大…

それはまた、夢のまた夢

『鋼の錬金術師』が累計4000万部を超えたそうです。 いやぁ、売れ筋のコミックは格が違いますね。 で、ふと思ったこと。 売れっ子作家は印税そのほかで儲けていますが、それ以外の作家はどうなんでしょうか。 この世界に入れば、誰しもが一度は夢に見る印税…

麻薬(バブル)という残り香を嗅いで

経済の方向性をどげんかせんといかんと思うのです。 団塊世代やバブル世代の「イケイケドンドン」のような経済は二度と訪れません。 どうして気づかないのでしょう。 日本はようやく「先進諸国」入りして、それゆえに高度経済成長が終わりになったのだと。 …

卵子だけで子孫が残せるらしいしね

最近、マンガやアニメでガールズ・ラブや男の子が女の子に変身してしまう物語が多い気がします。 たとえば、ガールズ・ラブでいえば、『けんぷふぁ〜』や『ささめきこと』、『とある科学の超電磁砲』がそうでしょう。 最近はそれがトレンドなのでしょうか。 …

微妙な、感じ

放課後のカリスマ 3 (IKKI COMIX)作者: スエカネクミコ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/11/30メディア: コミック購入: 5人 クリック: 34回この商品を含むブログ (38件) を見るちょっと面白くなってきました、『放課後のカリスマ』。 2巻まではどうしよ…

楽園は福音書になれるのか

劇場情報 - フジテレビ“ノイタミナ” TVアニメ 東のエデン 映画『東のエデン Eden of The East』を見に行きました! いやぁ、JUIZのキャラが素晴らしいですね。担当するセレソンによってキャラが変わっています。とくにNo.6のJUIZは……(劇場をご覧ください)…

ジェネレーションギャップというものだよ、少年

私たち「失われた10年」世代の上司は、いわゆる「バブル」世代。 いい意味でも悪い意味でも、「いけいけドンドン」です。 正直、気合いで何とかなると、あるいはやればなんとかなると思っています。 しかし、私たちはそうは思っていません。 なぜなら、この…

結局、マンガが好きなんだけどね

Pumpkin Scissors(12) (KCデラックス 月刊少年マガジン)作者: 岩永亮太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/11/17メディア: コミック購入: 4人 クリック: 39回この商品を含むブログ (47件) を見る宙のまにまに(7) (アフタヌーンKC)作者: 柏原麻実出版社/…

もう、嫌

最近、疲れだとか、モチベーション低下だとか、休日に何もする気が起きません。 その原因は分かり切っています。 仕事なんですよね。 仕事のモチベーションが上がらないから、その分頑張ってしまい、その疲れが休日に来る、という悪循環に陥っています。 な…

最近読んだ本

伊藤真の結果をすぐ出す超思考法作者: 伊藤真出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2009/09/18メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 3回この商品を含むブログ (6件) を見る現役東大生が書いた 地頭を鍛えるフェルミ推定ノート――「6パターン・5ステップ」…

ああ、すっきりした。

腑に落ちる。得心する。 今日、久々にこの言葉を使いたい瞬間が訪れました。 ハタチの原点―仕事、恋愛、家族のこれから (双書Zero)作者: 阿部真大出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2009/09メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (1…

効率化に関しての一考察

い、忙しい……。まさに心を亡くすと書いて、忙しい(笑)。 忙しいながらに、ふと思うことがあります。 能力とは、仕事量に反比例しないのではないか、と。 どういうことかというと、当然忙しいと普通、自分の持っている能力が最大限発揮されません。 忙しけ…

巨星墜つ

http://www.asahi.com/obituaries/update/1104/TKY200911030404.html 「構造主義」の大家であるレヴィ=ストロースが亡くなったそうです。 『悲しき熱帯』など、日本ではなんとなく文化人類学者っぽいイメージがありますが、彼は哲学者でもありました。本国…

未来の書店のあるべき姿

行ってきました、「松丸本舗」へ。 やはり、ああいうコンセプト書店が今後リアル書店があるべき姿の一つだと感じました。 ネット書店が隆盛を極める現在、大型店舗も意味を失いかけています。 ではリアル書店が生き残るためにはどうすればいいのか。 現在、…

世界を分けてみてもいいじゃない

きみのカケラ 7 (少年サンデーコミックス)作者: 高橋しん出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/10/16メディア: コミック クリック: 3回この商品を含むブログ (8件) を見るBLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)作者: 広江礼威出版社/メーカー: 小学館発売日…

ぼくらの時代がやってきた!

本日開店!「ストーリーのある書棚」:日経ビジネスオンライン来ました! 私が考えていたことが現実となりました。 本屋がなぜ面白くないのか。 それは「出会い」がないからです。 本は「出会う」ものであって、「探す」ものではありません。 本屋をぶらりと…

そこが変だよ、ナツメさん

吾輩はシャーロック・ホームズである (角川文庫)作者: 柳広司出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/09/25メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (26件) を見る柳広司特有の歴史上の著名人を使ったミス…

それってホント?

個性の時代、ダイバーシティーの時代といわれていますが、本当に「個性」に価値を見出しているのでしょうか? どうも、多様化の時代だからこそ共通するものを模索しているような気もします。 みんなが買っているもの、使っているものだから安心。 知っている…

夢と現のはざまで、僕は虚ろを覗く

リーダーになる人に知っておいてほしいこと作者: 松下幸之助,松下政経塾出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/03/24メディア: 単行本購入: 16人 クリック: 396回この商品を含むブログ (172件) を見るどんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 …

べ、べつにアンタのためなんかじゃないからね

とか、ツンデレっぽくしてみましたが、題名に意味はなし。 ふと、演劇の失敗要因の一つが、時空の使い方ではないかと思ったわけです。 演劇独自の表現として、途端に時間と空間を超えることができる表現があります。 Aという人が振り返ったら、回想シーンに…

企業だって基本が大事

最近、企業の不正やブラック企業が取り上げられています。 それはなぜでしょう。 その大きな原因として、リーマンブラザーズなどにみられる過剰な利益追求をあげられます。 経営不安に陥った企業が、経営改善のために利益追求を始めます。 それ自身は何の問…

時には昔の話を

自分のブログを読み返すと、まあ、天の邪鬼なこと。 褒めたかと思うと貶したり。 作品に対して、褒めたら貶し、貶したら褒め、を繰り返していますね。 一応、基本的な部分で首尾一貫しているつもりですが、見ている側からすると、なんとまあ一貫性のないこと…

基礎基本を考えることが基礎基本

何事も基礎基本が大事です。 予備校職員という職業柄、生徒には基礎基本の徹底を指導しています。 英語なら単語・熟語、数学なら解法どおりに解けること、日本史・世界史なら古代から現代までの流れを抑えることです。 成績が上がらない生徒というのは、まず…

2時間枠のLOVE&PEACE

劇場版『エウレカセブン』を見ました。 おもしろかったですよ、劇場版単体で見れば。 物語もよくできていて、無理のない作品に仕上がっています。内容自身も、TV版の再編集や再構築というわけではなく、キャラクターや基本コンセプトを継続しながら、新しい…

僕は一人では生きていけない

本当は誰もが誰かのために何かしたいと思っています。 しかし、何かしらのボトルネックがあるために、それができないでいます。 “想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事作者: 小暮真久出版社/メーカー: 日本能率協会マネジメ…

ある意味、平和なのかも

はあ、オバマ大統領がノーベル平和賞ですか。 核廃絶への貢献で受賞はいいのですが、実際何をしたんですか? 少なくとも、ノーベル平和賞って平和に貢献した人物を称賛するものではないのですか。 確かに、アメリカ大統領が世界に向けて核廃絶を宣言したこと…

ゴウストに光は似合わない

ボトルネック (新潮文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/09/29メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 126回この商品を含むブログ (166件) を見る 最近、米澤氏はダークサイドに傾きすぎではないか、なんて疑いを抱きます。 だめですよ。そ…