活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

サルが分かっちゃ困る大学合格の方法1

いや、サルが分かったらリアル『猿の惑星』になりそうなので(苦笑)。
冗談はさておき、昔『サルでも分かる○○』シリーズがあって、それをもじったわけですが。


で、本題。
大学合格はたった3つの方法で合格を勝ち得るのではないか、と思っています。

  1. 中学から高1内容の徹底復習(教科書)
  2. 国語力の向上
  3. 徹底的な演習(過去問含む)


実際のところ、中学レベルを分かっていない高校生は非常に多いといえます。
例えば、比の計算。化学の理論分野の多くは比による計算です。この「比」の概念が曖昧だと、化学の計算はおぼつきません。
例えば、濃度算や速度計算。これはそのものではなく、式はそれを求める式ではないが、Xが求める答えで別の式を使ってXを出す方法です。
数学に多く出てきますし、物理もそのパターンで解く場合があります。
何より、英語。基本的な関係詞・動名詞・分詞と時制が分かっていれば、文章の多くが読めてしまいます。
それらはすべて中学校で習う内容です。


本当に中学レベルが完璧なら、高校でやる内容でつまずくことはほとんどありません(複合問題・難関大レベルの問題は除く)。
ちなみに、完璧というレベルは無意識で、中学レベルの問題が解ける、ということです。
考えながら解いているようでは完璧とは言えません。
教科書レベルが頭の中で瞬間で解けるようになれば、中学レベルは完璧です。
そのレベルが受験勉強のスタートと言っても過言ではありません。


しかし、そのレベルに達していない高校生の多いこと多いこと。
確かに、偏差値40レベルでは、中学レベルが完璧ではなくてもいいですが、難関校の合格を勝ち取ろうと思うなら、中学レベルの復習は必須です。
遠回りをしているように思えますが、むしろ、その後の勉強スピードが格段に上がります。
理数科目でつまずいている生徒は計算力(四則計算)が遅い、間違いが多い可能性があります。
英語でつまずいている生徒は単語か文構造(文法・構文)が分かっていない可能性があります。
これらは中学レベルで十分です(単語はさすがに中学だけでは無理ですが)。


できていれば、少なからずセンター試験で60%得点するはずです。
60%とは、平均的な受験生がとる点数です。
実は、受験の基礎となる内容は高校内容ではなく中学内容にあるのです。


センター過去問で60%とれず、伸び悩んでいる受験生は絶対に中学内容に戻ってください。
そこに問題があるはずです。
中学内容が解消されて、一通りの勉強が終わっているなら、センター試験で70〜80%とれるはずです。
さすがに80%を越えることは難しいですが、80%近くまで得点できるはずです。


残りの2つについては、また後日。