活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

2006-01-01から1年間の記事一覧

「エンゲキ」するココロ

久しぶりに演劇を観ました。 といっても、友人が出ている個人劇団ですけど。 鴻上作『スナフキンの手紙』を短くしたものを上演していたんですが、出来としては……? そんなわけで、ちょっと演劇に目覚めてみたりして、平田オリザ氏と別役実氏の演劇論なんて読…

青春18切符でどこまでも

遅ればせながら、『図書館戦争』を読みました。 『華氏451度』のオマージュのような作品ですね。相変わらず有川浩の作品は流れがあって面白いのですが、いまいち盛り上がりに欠ける作品ばかりなんですよね。回を重ねるごとに改善はされているのですが。 …

サインはV

って、また古いネタですね(苦笑)。 昨日、フジテレビ系列で『サイン』が放送されていました。 監督は『シックスセンス』で有名なM・ナイト・シャマラン。この『サイン』も『シックスセンス』風のサスペンスになっているのですが……。 いえ、伏線の作り方は…

Trick or Treat

若桜木さんが『プロ作家になるための四十カ条』で「時間列を乱すな」という発言をしていました。要約すると、必要に迫られない限りストーリーは時間順に書きなさい、ということです。 まあ、世の中、冒頭から回想シーンとか過去へストーリーが飛ぶ作品は数多…

いやぁ、映画ってホントいいものですね

という水野晴郎の言葉を知っている人は少なくなっているんでしょうね。 「さよなら、さよなら、さよなら」とか、「貴方のハートには何が残りましたか」とか、そういえば最近コメンテーターがいないような。 いえ、それはどうでもいいんですが。 『トゥルーマ…

『ゲド戦記』見ちゃった(>▽<)ゝテヘ

噂の『ゲド戦記』を劇場に観に行きました。 結論から言えば、さすがはスタジオジブリスタッフ、菅原文太格好いい! だけです。 確かに今までの技術とネタを投入して、ある意味ジブリの集大成あるいは原点回帰なのかも知れませんけれど、あくまでテクニカルな…

映画礼賛

ここ一週間で見た映画、『リバティーン』『ネバーランド』『ある子供』『雲の向こう、約束の場所』。 こうしてみると、自分の趣味がまったく分からない……(苦笑)。 本当はジョニー・デップ三昧にしようと思ったんですが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』…

異界・境界・世界

どこまでが「ここ」で、「そこ」で、どこから「あそこ」になるのでしょうか。 つまりは境界線の話。物理的な領域の問題もそうですが、人間の心の問題もそうです。どこまでが「身内」でどこからが「他人」なのでしょうか。 最終的に人間の領域は「自己」か「…

「二世」紀の戦記

というわけで、ハウルの動く城がTVで放映されました。 宮崎作品らしく冒険活劇としては非常に面白かった……のですが、ラスト30分がなんとも。 2時間まではソフィーがお婆ちゃんにされて、何とかしようと奮闘しつつ、ハウルがいろんなものから逃げていた…

スローステップを踏みながら

自分のしたいことって何だろう。なんてことを思う近頃。 なんだかティーンエイジャーや就活時の学生みたいな台詞ですね。でも、最近自分のやっていることと目指していたことの乖離が激しい気がするんです。 まず、自分が幸せであること。 そして、それによっ…

いざ、鎌倉へ

って、もう行ってきたんですが(苦笑)。 というわけで、友達数人と鎌倉に行って来ました。極楽寺や長谷寺といった名刹を巡りましたが、一番の目的は甘いもの巡りだった気も……。鎌倉文学館にも行って来たのですが、非常に面白かったです。特別展で与謝野鉄幹…

ウルトラQ……

……って、古すぎですね。 探偵学園Qを見ているのですが、久しぶりに見た神木隆之介君が……全然違う。まるで別人のようです。昔見た丸っこい顔の彼はどこへ行ったのでしょうか(笑)。 『女王の教室』の志田未来とか、あまり演技の巧いとはいえない役者達を集…

ウサギとカメ

人には人それぞれのスピードがあります。 ホリエモンや村上氏のように時代を駆け抜け、一秒刻みの世界に生きる人もいれば、先住民族のような一日単位の生活をしている人もいます。もっとも、これは極端な例ですが。 それでも、人によって時間が異なることは…

あたしとワルツを

昨日、久々に友達とカラオケに行きました。 友達の一人が「私とワルツを」を歌ったんですが、ふと今、鬼束ちひろはどうしているのかといろいろと検索してしました。 レコード会社を移籍してロック調の曲を出したのは知っていたんですが。オフィシャルページ…

君達に明日はない

国債が800兆円を超えたそうです。 800兆円という数字がすでに創造できません(>_日銀総裁が村上ファンドに投資した、どうのこうの。ポスト小泉は誰だ。とばかり。どうでもいい権力争いばかりしかしません。 奈良県では16歳の少年が家に火をつけて、義母と義…

露滴る紫陽花の花、梅雨時雨

なんて風流なことを題目にしていますけど、つまりは梅雨だな、ってこと。 今日は関東は梅雨らしい(?)一日でした。というか、今までがまったく梅雨らしくなかっただけなんですが。 しかも、いつの間にか梅雨入りしていて、かれこれ2週間近く経っているそ…

サムライ・ブルース

昨日、日本対クロアチア戦は引き分けに終わりました。 と、書いているブログが昨日・今日と非常に多いんでしょうね。かくいう私もその一人のわけですが。 しかし、スポーツニュースを見ていると、やはり日本贔屓というか実力差をまったく無視した発言が多い…

ネットとニューロンの交錯点

世界を明文化する方法は分類(Classification)と索引(Index)じゃないかと時々思います。 学問はつまり、混沌としたデータの海を分析することによって、各データを分類・類型化してインデックスにすることが、すべてに共通する方法論なんじゃないでしょう…

あかるいあした?

現在、朝日テレビで放送されている『てるてるあした』はどうしたものかなと。 もともとは加納朋子『ささらさや』『てるてるあした』をベースにドラマ化されたものですが、どうにもこうにも加納朋子の世界観が出ていない。 そもそも、加納氏の作品の持ち味は…

待チ人来タラズ

私はメールが好きではありません。 メールだけでなく、パソコンやインターネットもあまり好きではありません。 こういうことを言うと、酷く誤解を招きそうなのですが。メールは電話と違ってリアルタイムではなく、相手の感覚が分からないのが苦手なんです。…

記憶と日本ファンタジーノベル大賞

『忘れないと誓ったぼくがいた』を読んで、その感想を少し。 著者は平山瑞穂で、『ラス・マンチャス通信』で第16回日本ファンタジーノベル大賞大賞を受賞しています。という、前提条件を踏まえて。 確かに、文章は読ませる力を持っています。決して悪くない…

折角なので

自分のホームページの日記代わりにブログを解説しました。 特に何か特定のテーマを持っているわけではなく、思ったことをつれづれに書いていこうかなと思っています。 本当はyahooのブログにしようと思ったんですが、あまりにも重たかったので……。けれど、長…