活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

優先順位はどっち

本日、フジテレビ系列で『役者魂』が始まりました。
それ自体はよくできていますし、もはや君塚良一脚本に何かを言う気などありません。


問題なのは、演劇関係者って「演劇こそ最高の芸術表現であり、TVドラマなんてナンセンス」だと思っている節があることです。
そこまででなくとも、メディアをあまりよく思っていないことは事実です。
順番的に言うと、こんな感じです。


演劇>映画>ドラマ


本当にそうなんですかねえ。
演劇には演劇の、ドラマにはドラマの良さがあって、それを単純比較することはできません。
小説は尊く、マンガは卑しい。というのに似ています。
表現方法が違うだけで、どっちが上で、下かなんてどうでもいいことです。


そもそも、すべてはエンターテインメントなんです。
私にとって、すべての基準は「面白いか否か」の一点のみです。
だから、小説はライトノベルズから純文学まで読み、映画はハリウッドから邦画・ヨーロッパ映画と観ているわけです。すべては「面白い」というために。


それを基準にすれば、つまらない演劇もあれば、面白いドラマもあるわけです。
当然、演じる側・表現する側も「表現とは何か」と追求すると同時に、「面白いかどうか」も考えなければいけません。
自分が面白いこと、相手は面白いこと、それが最優先順位だと思います。