活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

企業だって基本が大事

最近、企業の不正やブラック企業が取り上げられています。


それはなぜでしょう。


その大きな原因として、リーマンブラザーズなどにみられる過剰な利益追求をあげられます。
経営不安に陥った企業が、経営改善のために利益追求を始めます。
それ自身は何の問題もありません。
しかし、その方法が問題であることが多くあります。
顧客をないがしろにするような複雑な商品を作り上げたり、過剰消費をあおったりと詐欺まがいのような手法をとります。そうしなければ売れないからです。


でも、本当に売れないのでしょうか。
A-Zやユニクロ、そのほかにも多くの企業で収益をあげています。
彼らはお客様を大事にするか、社員を大事にするか、どちらか(あるいは両方)をしています。お客様第一主義、顧客満足を追求しているんです。
商売相手であるお客様を大事にするのは当たり前。彼らのニーズやウォンツに忠実に経営をしているからこそ、そういう企業は成長します。あるいは、企業の資本である人材を大事にする会社はモチベーションが高く、人材のポテンシャルを最大限にすることができます。


振り返って、問題となる企業はどうでしょう。
そういう部分がありません。
結局、経営者の手腕なのでしょう。そこに気づけないから利益だけを見てしまう。
そういう会社は社風自体が利益追求型になってしまうために、モラルハザードを起こしてしまう。
デフレスパイラルに陥ってしまうわけです。


いつの間にか引き返せない状況になって、最終的にニュースに出るような問題を起こしてしまう。
その最初の一歩がお客様や従業員を見失い、利益追求に走ってしまうことです。
利益を追求しない。一見、企業として矛盾しているように思えますが、お客様や従業員を顧みない利益などないほうがよい。
基本はそこにある気がします。