活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

本当はあいつが……

よくビジネス書で、職場を変えるには「自分から変わらなければ」とか「みんなが変わる必要がある」と書いてありますが、あれって上から目線ですよね。
正確には上司目線です。
本当に変わらなければいけないのは上司です。


往々にして職場の環境が悪いのは上司の責任がほとんどです。
部下は変えたくてもものを言える環境にない、または言っても無駄だ、という空気が流れている可能性が高い。
それなのに、いくら「自分が変わらなければ」と説法したところで、その人は徒労に終わります。
問題は上司にあります。
上司に問題がある原因のもう一つとして、現在の環境が少なからず上司の好ましい環境にある、ということです。
部下がものが言えない環境なら、逆に上司の発言が通りやすい環境の可能性が高い。
だから、上司は変化しようとしない。


ゆえに、上司から変わらなければなりません。


その場の利害を持つ人間がイニシアティブを握りたがるのは世の常です。
その結果、どうみても問題である環境が放置されたままになります。
誰も、自分にとって都合のよい環境を変えようとはしません。


そんな中で部下も本気で環境を変えようとはしません。
なぜならば、メリットの割に苦労ばかりするからです。
ゆえにモチベーションが下がって、全体のポテンシャルが下がります。
それを上司は部下の問題にしますが、それは間違いです。


一度、ステークスホルダーが利害を捨てて、組織や顧客に対して利益がどうあるべきかを考えるべきです。
そうしない組織はどんなに成長しているように見えても、どこかで破たんします。