活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

気合いではなく方法論

志澤秀一『ディズニーに学ぶ循環満足力』(学研新書)。


天下のディズニー、考えていることが違います。
現状で多くの企業がCS(お客様満足)を目指しています。先進的な企業はES(社員満足)を取り入れています。しかし、そのどれもいまだCSとESについて明確な理論を見つけてはいません。
せいぜい、CSを達成するためにESをしよう、という程度でしょう。


しかし、ディズニーは違います。
ESこそがCSにつながると考えています。すなわち、社員が満足しない限り、お客様へ満足のいくサービスは提供できない、というのです。
これは演劇にも通じるような気がします。役者が楽しくなければ、お客様も楽しくない。至極単純な理屈です。


そのESを高めるために、ディズニーは方法論を築いています。それを4段階に分け、実行しています。その4段階も、どこか人間の欲求に似ているような気がします。


やる、と息巻く企業は多いですが、ほとんどが気持ちだけで方法論を持ちません。
実際に実行できる企業はやはり方法論を持っています。そこができる企業とダメな企業の違いでしょう。


なるほど、だからディズニーはできる企業なのですね。
ES、これを機械的に捉えている企業のなんと多いことか。福利厚生や休暇だけではないんです。その企業で働きたいという魅力ですね。それを方法論かで北企業だけが素晴らしい企業なのでしょう。