- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/10/14
- メディア: 文庫
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- 作者: 伊坂幸太郎
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と言わんばかりの、「敵」という存在の不在。
現在の状況を正しく切り取った作品と言える。だが、同時に、どうしたいのかが見えない作品でもあった。
主人公達を苦しめている敵がなんなのか分からず、すべてが歯車の一つでしかない状況。
だからこそ歯がゆいわけだが、ラストシーンはアレでよかったのか。
伊坂っぽいと言えばその通りだが、もう一ひねりあってもよかった。
ただ、ラストの言葉はよかった。
あれこそ伊坂節といったところ。
- 作者: 沢田健太
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2011/10/15
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しかし、結局は大学側からの話。
だから、どうすべきなのかがない。
まあ、こんなものか。
古代史おさらい帖: 考古学・古代学課題ノート (ちくま学芸文庫)
- 作者: 森浩一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2011/10/06
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確かに面白いんですが、一つの流れを持っていなかったので、話全体が散発的。
重要な示唆も含んでいるが、論点がぼやけている感じ。
誰に何を語ろうとしているのかが、明確ではありませんでしたよ、森先生。
- 作者: 山田彩人
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: 単行本
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でも、主人公がバカすぎ。
丁寧に推理を展開しているのは今までになかったが、その分、勢いがなかった。
すれ違いのトリック? は面白かったが、作品自体はこぢんまりとしてしまった。
なんだか、悪くはないんだけど……としか評せない作品だった。