諸君、武器を取れ

Re-born　はじまりの一歩 (実業之日本社文庫)

再生の物語の短編集。
まあ、悪くはないけど、それほどのものでも。
強いて挙げれば伊坂以外は妹尾まいこ「ゴーストライター」かな。
伊坂ファンなら買うよね、きっと。他がどんなんでも。

武器としての決断思考 (星海社新書)

僕は君たちに武器を配りたい

考え方が面白い。
ポストモダンを地でいくような、この決断力。
決断することでしか前に進めない現代を生き抜くすべがここにはあります。
我々ゲリラが生き抜くための方法が。

もはや国家にも企業にも頼る時代は終わり、自分の力で生き抜くかなければならない時代になりました。
全面に押し出しながら、だからこそ、こう生きるべきと方向性を示しています。

ただ、自分の周囲だけで結論を出すな、と言っていた舌の根も乾かぬうちに、メディアの虚偽性（本来主張したものとは異なる趣旨で編集されてしまう）について、私の友人数人も同じ目に遭っている、と、いや、言っていることちゃうやん！　と突っ込みたくなりました。

まあ、それを差し引いても、読む価値のある本です。