活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

受験英語に必要なこと

受験は英語の攻略が必要不可欠。
この英語をどう攻略するかで、受験の合否が決まると言っても過言ではありません。


なので、英語の勉強法を常日頃研究しているわけですが。
結論から言えば、楽な方法は存在しません。
ただ、効率的な勉強はあるようです。


一般的に英語の学習は千時間から四千時間必要だと考えられています。
1年間でやろうとすると、1日3時間〜9時間の勉強ですね。
しかも、千時間は社会人が言うところの、です。見ても、一流企業出身であったり、一流大学出身者が多い。


ということは、四千時間と考えるのが妥当でしょう。
1日3時間勉強しても、3年間かかる。中学時代から勘定しても1日1時間勉強しないと間に合いませんね。
はたして、それだけ勉強している人はいるのでしょうか。
まあ、少ないでしょうね。だから、英語を習得することができないのでしょう。


受験英語はかなり「読解」に偏っているものの、センターや一部の学部ではリスニングがあります。また、英作文を課す大学も少なくありません。
そういう意味ではビジネス英語より広い範囲をカバーする必要があります。
社会人になってから英語を身につけた人は、ビジネス英語(ビジネスに必要な英語)を身につけています。
言い方を変えれば受験英語ではありません。
ゆえに、ある程度のコミュニケーションとプレゼンができる程度の英語です。必然、「聞く」「話す」が中心になります。
英語には違いありませんが、受験英語とは範囲が異なります。


つまり、受験生がビジネスマンのように勉強しても成果は出にくい、ということです。
ビジネスマンの多くが千時間勉強していた、ということですから、学生は千時間ではマスターできないということです。
ビジネスマンの多くがリスニングから入って成功しています。今流行のヤツですね。
でも、あれはコミュに必要な勉強法であり、読解には必ずしも役に立ちません。
だから、石川遼選手には有効でも、受験生には有効ではないでしょう。


もちろん、耳で聞いて英語を英語のまま理解する、ということは必要です。
ただ、受験勉強は対人能力としての英語ではなく、文章読解としての英語が求められます。だから、帰国子女が受験英語で点数がとれない、ということがままあります。
そうなると、必要になってくるのは構造理解です。
いわゆる五文型であったり、品詞であったり、句や節であったり。


単語・熟語は前提条件として。
その次に必要なのは、文をどうやって分解し、理解するか、です。
特に受験生はここが弱い。
単語・熟語・文法の必要性は理解しても、五文型は理解していない。
まあ、学校で流されているという現状もありますが。


なので、受験英語で必要なのは構造理解ではないでしょうか。