活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

消費する必要ってあるの?

今、フジテレビ系列「Mr.サンデー」で
「急増! 欲しがらない若者たち」
が放送されました。


若者側(正確には寄り?)の立場からすれば、バブル世代の方が異常だと考えます。
金融による架空のお金で狂喜乱舞の方がおかしいわけで、むしろ必要なものに必要な金額をかける精神の方が健全といえます。
まあ、やり過ぎって気持ちもないわけではないですが。


多分、この感覚はバブル世代とは分かち合えないんだろうな、と思います。
彼らは消費することが正義であると考えています。だから、消費しない若者が経済不況の悪役であり、若者が消費すれば経済は建て直ると信じています。
それは本当でしょうか。


貯蓄金額が他の国と比べて非常に高いといわれていますが、そのほとんどが若者ではありません。
消費しない若者が台頭する以前から貯蓄金額は高かったのですから。
この貯蓄を消費に回せば経済は回復するといっていますが、それってバブル世代以上の貯蓄の話でしょう? じゃあ、彼らがやればいいんです。
それに仮に貯蓄が消費に回っても、経済は回復しません。
なぜなら、そのお金は海外へ流出するからです。日本は工場を海外へ移転し、さらに海外との取引を増加させてきました。内需をないがしろにしてきたわけです。
そうなると、経済が上向いても必然、資金は海外へ流れ、日本は必ずしも潤いません。


今後必要なのは、大量生産・大量消費ではなく、どう安定した経済を生み出すかではないでしょうか。