活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

天国への道のりは遠いか


東のエデン2 Paradice Lost』を見に行きました。
いや、面白かったんですが。面白かったんですが。


いまいち、ラストに納得がいっていません。
というか、セレソン全員出ていないじゃないですか。
確かに、この国の空気と戦う、というコンセプトはかろうじて守られていましたが、滝沢以外のセレソンの扱いが非常にぞんざい。
セレソンNo6なんて面白いキャラで『東のエデン1』ではいい味出していたんですが。


TV版の最後に出てきたJuizらしき人物もちょっとしか出てこなかったし。
まあ、台詞と最後のキャスト一覧で「亜東の孫娘4姉妹」だとは分かりましたが。


こう、なんとも中途半端感がぬぐえない。
分かりますよ。こう、現実には誰も彼もが救われる方法なんてない、といいたいのでしょう。
分かるんですが、アニメだからこそ、それをうまくやれる方法を提示してもいいんじゃないでしょうか。


こう大風呂敷を広げたのに、最後の終わりがあれって。
まあ、エンディングのあとのシーンがあったから、まだ納得できましたが。


しかも、滝沢自身も結局何者かよく分からなかったし。
幼少期のエピソードは分かりましたが、彼のニューヨークのアパートに重火器や偽造パスポートがあった理由、様々な名前を持つ理由など解決されていないことは山積しています。
もしや、続編を狙っているのでは?
と邪推したくなりますが、続編ができるほど話に広がりがあるとも思えず。


結局、OUTSIDEの手のひらで踊らされていた物語で終わってしまった感があります。