活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

際は際でも、きわものです。

やはり、今の学問に必要なことは近隣分野との連携ではないでしょうか。
もちろん、今までにも学際研究と叫ばれてきましたが、そろそろ本格的にやらないと学問としての意義を失う気がします。


それは今の大学の学部学科です。
あまりにも細分化、複雑化しているため、傍目には何を研究しているのかが分かりづらい。
しかも、内実を見るとやっていることは概論で、掲げられた内容に達することができるのか分からないものばかり。
学生は何を勉強したのか分からないまま、社会人となってしまいます。


実際のところ、大学で何を勉強しようが関係ないといえば関係ないんですよ。
企業にそれを受け止めて生かす能力なんてないんですから。
そういう意味でいえば、大学は先端研究ではなく社会適応能力を養わせればいいわけです。


でも、それって大学としての意義はあるのでしょうか。
大学は社会人養成所ではありません。
教育の場であり、研究の場です。


そのために、自分の学部が何のために研究をし、それが全体の中でどう位置づけられているのかを知るべきです。
法学や経済学、社会学歴史学などがどう関連し、それぞれの視点から同一の事件がどう見えるのかを教えるべきでしょう。
それこそ多視点の考え方ですし、今後求められる能力です。


そうすることで、大学の研究は先へ進みますし、学生の能力を上げることができます。
まあ、企業が変わらなければ、そんな学生を使いこなせませんが(笑)。