活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

Look at the back


勉強法やノートの取り方など、学習するための方法論が書かれた書籍が相変わらず人気です。
とくに、「東大生のノート」はベストセラーにもなりました。


ですが、実際に成績が上がった人はどれだけいるでしょうか。
おそらく100人に1人いればいいほうでしょう。
これは方法論が悪いわけではなく、その背景にある思想を理解していない人が多いからです。


勉強の仕方という「方法論」ではなく、「勉強術」としてしかとらえていないのが原因です。


つまり、単なる技術としてしか見ていないのです。


技術はその人なりのやり方があるので、万人に共通とは言い難い。
しかし、その背景にある思想は共通です。


思想をもった技術=方法論


ということです。
なぜ、思想が大事なのか。
簡単です。技術の中で自分に合わないものがあっても、それを調整することができるからです。技術に終始すると、そこからはみ出すと間違いだと思ってしまいます。
そうではなく、思想はぶれず、自分に技術を合わせることが重要なんです。


言い方を変えれば、自分に合わない靴を履いているようなものです。
靴という技術だけ見ればどんな大きさであれ、履けばよい、と考えてしまいます。
そうではなく、靴は自分の足を守り、歩きやすくする道具だ、という思想があれば、自分の足に合った靴を選ぶにきまっています。


真に重要なことは、勉強技術を習得することではなく、その背景にある思想を学びとることです。