活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

人材こそ宝と言いますが、本当にそうだと思ってます?

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト (光文社新書)

人材をどう教育するか。
それは学校でも企業も共通の課題です。
とくに資源に乏しい日本が勝ち抜くには技術やアイデアしかありません。
それを支えるのが教育ではないでしょうか。


ただ、企業の教育というのは正直稚拙さをぬぐえません。
実際、私の会社もOJTという名の放置が横行しています。
それはOn The Job Trainingではありません。

これからの人材育成の実務は、「研修のデザイン」ではなくて、「経験のデザイン」という方向へ向かいます。


と述べている通り、どう経験させ、能力を向上させるかが今後の人材育成でしょう。
本書の中で、マネージャーの立ち位置が重要だとしています。
全くその通りで、マネージャー(中間管理者)こそが会社の要です。


しかし、現在はプレイングマネージャーという名のもとに、業務の押しつけが横行している気がします。マネージャーばかり仕事して、経営側はいったい何をしているのでしょうか。
例外もありますが、マネージャーはマネージャーの仕事に専念すべきです。


そのために、マネージャーになるべき人材、前線で活躍する人材を選定する必要があります。
どちらが上か、ではありません。どちらも重要なのです。
それが理解できないから、プレイヤーであるべき人材がマネージャーになる悲劇が生まれます。


そこが企業の考えるべきところでしょう。


わが子を算数・数学のできる子にする方法 (PHP新書)

わが子を算数・数学のできる子にする方法 (PHP新書)

人材を育成するにあたって重要なことは「数学」能力です。
今後、重要になってくるのは数学に支えられた「科学」です。


本書は数学を基礎から見直そうという趣旨のものです。
非常に当たり前のことですが、方法論としてなかったものです。
それを方法論にしている点が、この筆者の素晴らしいところです。
これならば、きちんと根本の原因に立ち返ることができます。


ぜひとも実践したいものですね。