分かったような分からないような

この1冊ですべてわかる コーチングの基本

いろんなコーチングの本を読んできましたが、いまいち理解できない。
どうも具体的ではないんですよね。
それはコンサルティングの根幹だから、あえてぼかしているのか。
あるいはコーチングの過程こそが重要であって、方法論というものがないのではないか。

おそらくは両方なのではないでしょうか。
コーチングはケースバイケースであり、仕事術のような方法論がないのだと思います。だからこそ、コンサルティング業が存在します。
彼らはいくら本を出したところで、理念のようなものは理解できても具体性がない、とタカをくくっているのではないでしょうか。
コーチングに興味を持たせ、だから自分のところに来い、という感じ。

まあ、そこまであこぎではないでしょうが、身も蓋もなく言えばそういうことなのでしょう。
事実、生徒にコーチングを試している私自身が感じます。
相手をプラス思考にすることが重要ですが、そう持ってくるためには方法論は千差万別です。これといった方法はありません。

さて、コーチングの基本をうたった本書。
コーチングを扱った本の中では比較的分かりやすく、実例の伴うものです。
これでコーチングがわかる、とは言いませんが、ヒントくらいにはなるでしょう。