活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

癒されたいんです、最近


映画はいいね。リリンの生み出した文化の極みだよ。


と、カヲル君ごっこしてみたり(笑)。


今週見た映画は二つ。
『グッド・バッド・ウィアード』
知らなかったのですが、もしかして元ネタがあって、それをリメイクしているのでしょうか。
どうやら、本元のマカロニ・ウェスタンに同名の映画があるようです。


アクションシーンはさすが韓国映画、面白いですね。
しかし、物語自体が長い。
たいした物語でもないのに、引っ張りすぎですね。途中で話がわかっているのに、どこまで引っ張るんだ、といった感じ。
満州国を舞台に、いろいろと敵対する組織が出てきましたが、中途半端に終わった感じですね。
いや、格好よかったんですが。


路上のソリスト
バックボーンを持たない都会では、関係性だけが唯一の真実ということを突きつけた作品。
統合失調症の天才ソリストとLAタイムズの記者との交流を描いた作品です。
これまでの、よくある展開だと両方に問題を抱えていて、両方の問題が解決するのがハリウッド流ですが、結局ソリスト統合失調症は治っていません。
しかし、それでいいのだと思います。必ずしも病気が治ることが幸せではないし(彼にとって)、そういう生き方もあるのだと、この作品は提示しています。


ただ、同じような作品の二番煎じとも言えなくもないです。
また、オーケストラのシーンで音に合わせて光だけが動くシーンがありましたが、あれはいかがなものかと。確かに曲のイメージを抽象的に描きたかったのかもしれませんが、見ている側は何なのか分かりません。もう少し考える余地はあったかな、と思います。