活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

越後屋とお代官様の関係もまた人間関係

ビジネスパーソンにとって一番重要なことは信頼、だと思っていました。


もちろん、信頼は重要です。
しかし、その前に「人間関係」こそが重要ではないか、と考えるわけです。


仕事をして給与をもらう立場になって数年。
以前から、私は仕事には信頼こそが重要だと考えていました。
その信頼を築くためには、「能力」か「人柄」が必要である、という信念を持っています。


ですが、実際に仕事をして、結局、仕事とは「人間関係」によって動いている、と確信しました。
言い方が悪いですが、その人が好きか嫌いか、ということです。
『経済は感情で動く』ではありませんが、「仕事は感情で動く」です。
良くも悪くも「人間」が仕事をしているわけですから、少なからず人間の好き嫌いが出てきます。
関係が深い人間同士は仕事がしやすいですし、関係の悪い人間とは仕事がしづらい。
これは、ビジネスパーソンなら何度も経験しているところでしょう。


ゆえに、仕事とは人間関係をどう築くか、ということです。
そのために、他人との信頼関係が重要になりますし、能力や人柄が必要となってきます。
基本的結論は変わらないのですが、方向性が変わってきます。


ただ、この人間関係は良い部分もありますが、悪い部分もあります。
特に、管理職の好き嫌いによって部下の評価が決まってしまう、ということです。
成果主義が広まっている現在、その成果を評価するのは上司です。
その上司と関係が悪い部下は、必然評価が低くなります。
作為的な場合もあれば、上司と仕事がしづらいために仕事が円滑に進まない。ゆえに評価が下がる、という場合もあります。


多く見られるのは日本的企業だったのが、いきなり成果主義を取り入れた企業ではないでしょうか。
人間関係で仕事をするのをやめることはできません。
人間が感情で動いている限り、無理な話です。仕事だけ論理的であれ、というのがいかに無謀かお分かりでしょう。


評価システムをどうするかは私の範疇外ですが、少なくとも人間関係で仕事が行われていることは考えるべきでしょう。