活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

まさかまさか


まさか、まさか。
武田塾の塾長林氏からコメントが来るとは思っていませんでした。
しかも、批判めいたことを書いたにもかかわらず。
恐縮です。


船橋校と津田沼校に通っていらっしゃったということで、間違いなくハイスクールですね。
ハイスクールが生授業をしていたのは初耳でした(勉強不足でした)。


しかし、本当に200万をつぎ込んだんですか。
だとすると、間違いなく消化不良ですね。「英語の真髄」を確か高2で受講していらしたとのことですが、あれはセンター160点以上、早慶上智の過去問もある程度解ける人間がとるような授業です。
N田先生の授業はすごいと思いますが、熱心な信者が多く、好悪の分かれる先生です。
まっとうな校舎長なら、様子を見ながら受講させる講座ではないでしょうか。


本人からレスが来たからと言っておもねる気はありませんが、確かに予備校・塾業界に問題があるのは事実です。
それはそんなに言うほど? - 活字中毒の、溺れる様の記でも述べていますが、合格者数の表示もその一つです。重複カウントが横行していること、1人が早慶、MARCHに合格すると延べ人数としてカウントすることは、その塾・予備校の実力の隠ぺいになりかねません。


また、企業である以上、利益を求めています。
なるべく多くの講座をとるようにさせているのもまた事実です。
ただ、この点については人件費がほとんどの業界なので、思っている以上に薄利なんですね。利益の出にくい業界です。
そういう体質上、どうしても一人あたりの単価を上げるしか方法がないのもまた事実。
企業として大きくなろうとする限り、この問題は避けることはできないでしょう。


本当は、公教育がしっかりしてくれれば塾・予備校という産業は必要ないんです(予備校職員にあるまじき発言ですが)。
日本の公教育が崩壊しているために、お金のある人間は中高一貫の私立へ、あるいは塾・予備校へ向かいます。
塾・予備校が公教育の受け皿になっているのです。
いまもっとも盛んな中学受験も、その一つでしょう。
公教育に期待ができない→だから、中高一貫の私立へ→そのために塾へ


そういう意味では


>問題はお国に払う税金が少ないというぐらいでしょうか?笑


はよろしいんじゃないでしょうか。国がしっかりしていない分。


確かに、業界の体質は是正すべき点があります。
それは林氏の経験を引き合いに出すまでもなく歴然と存在します。
業界に身を置く人間としては変えなければならないことだと思っています。
もちろん、一朝一夕にはいかないですし。一介の平職員の手に余ることではありますが。