【更新】勉強は大切だということが分かる失業率と収入のグラフ - ガベージニュース
これほどまでに対照的な記事。
まるで教育そのものですね(笑)。
私はどちらも正しいと考えます。
それはなぜか。
理由は2つありますが、わかりやすいところから。
1つは、前者はあくまで比率であり統計です。
それに対し、後者は個別事例からの結論です。
つまり、比較すべきデータではないということです。
もう1つは、前者のデータは当たり前だ、ということです。
理由はいくつかありますが、収入が高い人はおおむね「論理力」と「統計的数字力」が高い人々です。
言い換えれば、学力の高い人間です。
特に、アメリカは学者・研究者が日本のように低い賃金ではなく、高給取りに属します。
だから、学歴と収入が比例するのは当たり前です。
では、これは日本に当てはまるのか。
答えはイエスです。
一部の例外を除き、優秀な人材は重要なポストにいます(逆説は必ずしも当てはまりませんが)。
また、日本が高学歴化したのは、ここ10年から20年程度です。
それまでは優秀な人物であっても大学へ行けない人間もいました。
その当時、大学へ行ける人間が優秀なのは当然といえますが、同時に高卒であっても優秀な人物が多く存在したといえます。
つまり、学歴が優秀さの証明には必ずしもならない、ということです。
それ以外にも存在しました。
それは松下幸之助をはじめとする優秀な人物たちを見ればわかるでしょう。
では、今はどうなのか。
優秀な人材は大卒です。しかも、難関大学にほとんど存在します。
今活躍されている20代、30代を見れば一目瞭然でしょう。
この2つの記事、どちらにも真実が隠されています。
しかし、ただ記事を鵜呑みにしてはダメです。
そこにどういう意味が隠れているのかを考えることが重要です。
もっとも、それは内容を論証する「論理力」とデータを読む「統計的数字力」が必要ですが。