決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法 (朝日新書 44)
- 作者: 國貞克則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2007/05/30
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財務3表一体分析法 「経営」がわかる決算書の読み方 (朝日新書)
- 作者: 國貞克則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: 新書
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最近、会計や簿記が何かと話題になります。
経営の要ですし、公認会計士やMBAをとった人が活躍している昨今、ビジネスパーソンの興味もそこに行くのは必至なのでしょう。
そんな中で本書2冊はPL、BS、CSの財務3表の読み方を「分かりやすく」解説した本です。
最初、私自身も「まあ、物の試しで読んでみるかな。分かれば儲けもの」と、そんな気持ちで買ってみました。
『財務3表一体理解法』はまあ、ビジネス雑誌にも同様の話があったので、なんとなく知っており、さして新しさは感じませんでした。あえて言えば、あくまでPL、BSは資産価値であり現金とは限らない。多少の例外はあれ、すべての表はバランスしており、繋がっている、ということでしょうか。
ただ、この繋がっている、ということ。非常に大事です。
それこそが財務3表で重要な点、と言ってもいいかもしれません。
資産がどう集められ、運用され、利益を生んでいるのか、それを知るのが財務3表です。
だから、むしろ繋がっていないのがおかしいのです。
もっとも、そこに面白さは感じましたが、それほど感心はしませんでした。
ですが!
『財務3表一体分析表』を読んだ瞬間、思わず感動で声を上げてしまいました。
「大佐、私も敵が見えます」(爆笑)
嘘ですが。
本書で出されたBSやPLの数字が意味をなしているんです。
それまで、BSやPLを読んでみたものの、よく分らなかった私が、少し理解しているではありませんか。
しかも、なんとなく企業の状況まで掴めている!
もちろん、本書で出されたBSやCS、PLは分かりやすくされている部分もありますが、こんなにすんなり理解できるものとは思いませんでした。
恐るべし、国貞克則。
実は、2冊目の本書をまだすべて読んだわけではありません。
それでもある程度理解できるということに感動を覚えてしまいました。経済書なのに。
この本はぜひとも2冊そろってみてほしいです。
1冊でも分かりますが、2冊そろって読むと、実によく分かりやすい。