活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

世の中はしょせん金だけさ、なんて言ってみたい


そうか、石川遼と同世代の生徒を教えてしているのか……。


なんて、感慨に耽ってしまう。
同じ18歳とは思えない違いですね。


それはさておき。


「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法 (PHP新書)

「勉強しろ」と言わずに子供を勉強させる法 (PHP新書)


確かに、褒めたほうがいいですし、モチベーションが高いほうがいいです。
ただ、自分の経験やほかの書籍、そして本書を読んでいると、どうも違う気がします。


親が金持ちであること。
これが大きな要因ではないでしょうか。
こういうことを言うと、世の中から怒られそうですが。


本書に出てくるほとんどが良家の子息子女です。
医学部予備校の話もあるため、仕方ない部分はあるにしても、家庭が貧乏で、片親で、なんて台詞は一言も出てきません。そこまでではなくても、すべての親が「大卒」であることは間違いありません。


親が金持ちであることが、なぜ子供の学力をあげることになるのか。
金持ちであることは、すべからく親の学歴は高いことを示しています。
学歴の高い親は必然、こどもにも同様の学歴を求めます。
つまり、幼いうちから学習の習慣をつけさせます。


もちろん、学習費に金額をかけられるということもあります。
ただ、それよりも家庭の環境が学習するように仕向けられていることに注目すべきでしょう。


ある調査によると、親が普段から本を読む環境の家庭はそうでない家庭に比べて、こどもの学力が高いそうです。
学力は、ある種の能力(運動神経や芸術能力など)ですが、それを養うのは家庭環境です。
家庭環境こそが学力の基礎と言えるでしょう。


ただし、金持ちの家庭だからといって無条件に学力が高い、というわけではありません。あしからず。