活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

みんな大人なんだからさぁ


樋口裕一先生の言葉を信じ、題名を変えてみました(笑)。
だけど、活字に溺れるならそれもありかも(苦笑)。


今日はそんな話ではなく、


昨今、世の中では「コミュニケーション能力」とかいうアバウトな能力がもてはやされています。
必要だと思いますよ。
でも、じゃあ求められる「コミュニケーション能力」って具体的に何なのでしょうか。


おそらく以下の三つの能力のことを指します。

  1. 自分を伝えられる能力
  2. 他人の伝えたものを理解する能力
  3. 嫌いな人と一緒に仕事ができる能力


最後が冗談のように聞こえますが、これは大事です。
1と2は発信する能力、受信する能力と言えるでしょう。言いたいことを伝え、言っていることを発信者の意図どおり理解すること、これは社会人において必要不可欠な能力です。


しかし、なにより重要なのは「嫌いな人と一緒に仕事」ができるか、その能力です。
私が社会人になって何に一番幻滅したかといえば、世の社会人の、子供じみた行動の多いこと多いこと。
その最たるものが、「嫌いな人間とは仕事をしない」ことです。


確かに、円滑に仕事ができないというデメリットがあります。
しかし、企業では気のあった人間とだけ仕事ができることは稀です。というか、できません。(←ここ、就活中の学生は重要! 就職試験によく出ます(爆笑))


企業は全国津々浦々、雑多な人間の集まりです。
唯一の共通点は「同じ仕事をしている」だけです。
思いも、意志も、思惑もみんなバラバラです。
当然、気の合う人もいれば嫌いな人もいます。


もちろん、嫌いな人の悪口を言うことの1回や2回……100回くらいはあります。
ただ、嫌いだからって「あいつに協力したくない」とかはありえませんよね?
でも、企業ではよくあります(あるんです!)。


特に上司が嫌いだからって、それだけの理由で人事や仕事をするのっておかしい。
せいぜいバイトレベルの話でしょう、そんなの。バイトが使えないからやめさせるのは日常的にありますし、それは能力のないほうが悪いと思います。
しかし、それ以外で人事や仕事の割り振りをするのは変です。


みなさん、大人なんだから、もう少し一歩ずつ譲りませんか?
同じ仕事をしているんですから、仕事の面では協力しましょうよ。
学校ではないので「みんな仲良く」とは言いませんが、好悪の感情をなしに仕事で物事を考えましょう。


と常々思うわけです。