活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

地獄に仏とはこのことだ

久しぶりに心躍りました。
やっぱり、素晴らしいものは時代を超えても素晴らしい。


ということで、見に行ってきました『阿修羅展』。
ほとんど阿修羅像だけの展示でしたが、あれだけの完品が現在も残っていることに驚きです。
脱乾漆像で作られた仏像ですが、見た目には布と漆でできているとは思えません。
表面の塗料は剥がれているものの、その優美な姿は健在です。


鎌倉時代の慶派仏師のようなダイナミズムはみられないものの、王朝風の優美さを持っています。
荘厳さというべきでしょうか。仏としての品格のようなものを感じさせます。


眼福眼福。


やはりホンモノを見るのはイイですね。