活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

何のために走るのか

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

『BAKUMAN。』第2巻
もちろん、エンターテインメント作品ですが、同時に仕事論としても読めます。
やはり、仕事を真剣にしようとすると、自分のすべてをそこに注ぎ込む必要があります。これは世の成功しているビジネスパーソンも同じことを主張しています。
自分の全エネルギーをつぎ込まなければ、とても何かを成し遂げることはできません。
何かを成し遂げるためには、何かを変える必要があるからです。


もちろん、ただ仕事をするだけなら、自分のすべてをなげうつ必要なんてありません。効率よく仕事をすれば通常は何の問題もないのですから(仕事をすると、それを痛感します)。
ただ、面白い仕事をするには、(若造みたいな)痛々しい言葉で言えば「熱意」が必要です。
マンガを描く、ということも、すべてはそこではないでしょうか。


私が仕事論と呼びたいマンガに『コンシェルジュ』があります。
この作品もまた、ホテルという仕事に情熱を傾けるコンシェルジュの物語です。
そこに流れるプロ意識は、『BKUMAN。』に通じるものがあります。


読んでいると、仕事をする意欲が湧く一方で考えることもあります。
今やっていることが自分のやりたいことなのか、と。
まだ独り身だからこそ、考えなければならないことかも知れません。


人はパンのみに生きるにあらず。
生きるために仕事をしているだけではありません。
何のために仕事をするのか。
それを考える必要があります。