以前にも、人間の行動は３つの価値観によって規定される、と言いました。
「時間」「労力」「金銭」の３つです。
例えば、受験勉強なら独学でやれば「金銭」を節約することはできるが、「時間」と「労力」がかかる。
逆に塾・予備校でやれば「時間」と「労力」は軽減されるが、「金銭」がかかる。
何かを得ようとすれば、何かを対価にしなければならない。
これは絶対です。
そして、その対価は「時間」「労力」「金銭」の３つに集束させることができる。
すべてを得ようとするのは無理です。
何かを対価にする必要があります。
それを惜しんでは、求める結果を得ることはできません。
しかし、得てして人はすべてを欲しがります。しかも、すぐに。
仕事で結果を得ようとしたら、「時間」と「労力」が必要です。経営者なら「金銭」も。
時間そのものを短縮するために、「労力」や「金銭」が必要なこともあります。
ほしいものには対価が必要、これは絶対です。
それを惜しんでは何も得られません。
これも事実です。
今の世の中は、その対価を惜しんでいる人ばかりです。
楽して儲ける。
そんなことはありはしないのに。
もしあるとすれば、ネズミ講のように他人を陥れることで手に入れたものです。
その考えを改める必要があるのではないでしょうか。
