活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

消費する教育


すべてが、というわけではありませんが、どうもバブル世代はお金の使い方が下手な気がします。


バブル世代を総体として、前提条件を付けますが。
バブル世代は贅沢品にお金をかける割に、必要な部分を削ろうとします。
だからこそ、彼らは消費者として優秀と言えるのでしょうが。


しかし、教育にかけるお金を削ろうとするのはいかがなものでしょう。
確かに、我々塾産業は企業ですから利益を上げようとします。
ですが、相手に十分に説明し、これより少ない金額で希望の大学の学力に達するのは無理だ、というのも納得いただいたのに、それでもまだ削ろうとする精神が分かりません。
これが、必要以上の提案をしているのなら分かりますが、最低限を提案したのは事実ですし、それも十二分に説明しています。


そもそも、3年生がこの時期に入学して真っ当な大学に受かろうと考えているのだから、出費はやむを得ないはずです。将来のことを考えれば、絶対に大学には行くべきですし、今の学力ではとうてい無理だということも理解しているはずです。
それでもなお、彼らは何に躊躇するのでしょうか。
3科目提案しましたが、自分でできるなら1科目削ることも可能です、とまで譲歩しています。


本当にかけるべきお金を間違えています。
教育にお金をかけなければ将来などあるはずもありません(そのこどもというより日本そのもの)。
教育は投資だとよく言われますが、最近は消費に切り替わっているのがよく分かります。