活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

独居する9つ


私は古典や王道と言われる作品は基本的に読みません。
しかし最近、そこに踏み込まざるを得ないかな、とも思っていました。
そこで、最近は古典や王道、定番を読んでいるわけですが、今回は。


ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)

ナイン・ストーリーズ (新潮文庫)


はっきり言ってよく分かりません。
おそらく、これ以降の海外作品はJ.D.サリンジャーに多大なる影響を受けているのだな、ということは理解できますが、サリンジャー自身の作品がよく分かりません。


まるでポストモダンの戯曲を読んでいるようです。
サミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』のような作品です。時代からいって、その辺りのいわゆる「不条理劇」の影響を受けているのかもしれません。


サリンジャーの代表作『ライ麦畑でつかまえて』を読むべきか。悩むところです。