空と地平は存在するにあらず

夏十耳・空十雲『ism/i』はわりと好きなんですけど……。

ism／i（1） (マガジンZKC)

ただ、やはり熊倉裕一色が強いんですよね。
おそらく元アシスタントだと思うのですが、絵柄もストーリー創作も熊倉流で、そこからまったく逸脱していません。
彼が休業中であることを考えると、その代わりとしてはいいかもしれませんが。

確かに、私自身はこういった作風は好きです。
第一、『王ドロボウJING』『KING OF BANDIT JING』は全巻集めました。

しかし、です。

オギト（デ・ゼルミー）＝ジン、イズミ（デュルタル）＝キールそのままで、キャラクタ的になんら面白味を感じません。結局『KING OF BANDIT JING』の焼き直し？　という感が否めません。
確かに、ストーリー創作において、ストーリー展開においてやりやすいタイプのキャラクタであることは認めます。しかし、方向性を変えないと飽きられてしまいます。

その辺をどうする気なのでしょうかね。