活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

追われた子はどこへ行く

最近、こんな物語を構想中です。


3人(?)の物語で、一人は蛭子。
日本神話でも知っている人がいる通り、彼は国生みで最初に生まれた神様です。しかし、奇形でまったく育たなかったために葦船に載せ、生みに流されます。
一人は鬼。
彼は先の大戦で日本軍に参加し、祖国防衛のもと戦うが、戦後はアメリカとの秘密協定によって、検体としてアメリカに運ばれる。
一人は男。
かつて学生運動に参加するも、運動の意義そのものに疑問を持ち、活動から離れる。しかし、それが仲間の疑惑を呼び、日本にいられずキューバへと渡る。


この3人は誰もが何らかの形で日本を追われている。
その彼らが葦船が海底から引き上げられたことをきっかけに、再び日本へと向かう。


と概要はこんな感じ。
各時代に日本を追われたからこそ、今の日本を見つめることができる。その視点を描きたいな、と思うわけです。
それ以外、まったく考えていないのですが。