活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

無駄な勉強

みんな、無駄な勉強をしています。
いや、「無駄な」というと失礼でしょうか。しかし、効率の悪い勉強をしています。


まず、綺麗なノートを作ること。
ここでいう綺麗なノートとは、3色4色使って綺麗に色分けされたノートのことです。それは単なる作業です。だったら、同じような参考書を買った方が効率的です。
しかも、そういうノートに限って見直さない。ノートは見直すためにあるんです。でも、多くの人は見直さない。こんなノートでも見直す人には効果があります。でも、多くの人は見直さない。だから、ダメなんです。


次に、難しいことからやること。
みんな、格好つけすぎなんです。バカになりましょう。簡単なことから始めましょうよ。すべては簡単なモノの組み合わせに過ぎません。分からないのは、簡単なモノそのものか、その組み合わせのどちらかです。組み合わせならバラしてやれば分かります。分からないのは簡単なモノが分からないから。
ね、それがばれるのが怖いから、難しいことをして、「いやぁ、難しいな。やった感があるな。でも、分からないのはしようがないな」って言うわけです。アホですよね。
だから、ダメなんです。


そして、バラバラにやること。
歴史なんか特にそうですが、基本的に「流れ」です。なのに、「私、文化史が分からないから文化史からやる」とか訳の分からないことをするわけです。文化史だろうと政治史だろうと社会史であろうと、歴史の大きな流れのうえにあります。だから、その流れが分かれば、単語(の意味)なんて分からなくても、この辺のことだ、って分かるわけです。
なのに、みんな、ミクロのことばかりやろうとする。一時代を完璧にしようとする。それじゃあ、できないよね。だから、歴史は嫌いな科目になるわけですよ。
まず、一つの大きな流れを見なさい。そこに肉付けして下さい。
それができないからダメなんです。


一つでも当てはまったら、それはダメな勉強です。
もし、改善するなら今です。そうしなければ、絶対に変わりません。