活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

想像だにしない

最近(かは別として)、こどもは想像力がないといわれます。
私自身、少年少女と接して思うのは、想像力がないのではなく推測力がないのだと思うのです。
関連性の導き方、といってもいいかもしれません。


ともかく、推測力・推察力・推理力がありません。
物事の断片から何かを紡ぎ出す力がなく、ましてや関連づけることができないのです。
例えば、「私は  を冷やす」と書けば、当然、食べ物か飲み物かと想像ができますよね。ここに、夏なんて単語が入れば、スイカ・ビールなんて単語が出てきますよね。簡単にいえば、そういうことができないんです。


それがどういう結果を招くかは、今の日本の現状を見れば一目瞭然でしょう。
問題はどこにあるのかといえば、やはり知識不足だと思うんですよね。「生きる力」とか「ゆとり」とかなんて、嘘っぱちですよ。
広い知識があって、はじめて人はそこから何かを見いだせるんです。そして、それを使いこなすツールが必要なんです。
いわば知識は素材ですね。そして、知恵がツールです。
その二つがない限り、「生きる力」とか「総合的能力」なんてありえません。