活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

気付よ、受験生

今井宏『今度こそ英語は、大丈夫。』を読みました。
いちいち今井先生の言っていることはもっともですね。


悪名高い(?)東進の講師ですが、彼の言っていることは正論です。
昔から、受験生って完璧主義なんですよね。それが悪いんです。


例えば、日本史・世界史にしても、細かいところの単語まで完全に覚えようとしているから、全体像が分からない。
そもそも歴史は全体像を把握したうえで、ミクロな部分に移っていくことが、もっとも効果的な勉強方法です。歴史なんて、問題を出そうと思ったら、どんないやらしい問題でも出せるんです。そこに真面目につきあってあげる必要はありません。歴史は流れを押さえたうえで、細部にはいるべきなのです。


英語も、単語なんて忘れるんだから、覚えるまで同じところを繰り返すより、単語帳を何周もした方が効率的です。
文法だけ完全に覚えようとしてもダメなんです。文章の中で、どう使っているのかが分からない限り、理解できません。


あと、それっぽいところに流れるクセ。
なんか声の大きい方に流れて、それが本当に正しいのか考えようとしない。みんなが使っているから、みんながやっているから、なんて理由になりません。言い換えれば、それは落ちている人も使っているわけです。それって、ダメじゃない?


そういうことも含めて、予備校で教えていく必要があるんだと思います。