映画ばかりが人生さ

『硫黄島からの手紙』を見ました。
『父親たちの星条旗』よりぜんぜんいいですね。基本は栗林と西郷の視点から描かれていますが、群像劇的にいろんな人物の視点から硫黄島の戦いを描いています。
それぞれが家族に手紙で思いを伝えながら、けれどそれは届かない、その切なさがいいですね。まあ、ラストはそれが開かれるわけですが。むしろ、あのラストシーンはいらない。

しかし、群像劇の宿命ですが、転換がかなり多かったと言えます。その難点がありますが、ストーリーそのものはよくできていて、劇場で見てもよい作品です。

確かに、『硫黄島からの手紙』は評価されますね。渡辺謙は素晴らしい。……中村獅堂はかなり微妙でしたが。