人間、基礎が重要だと誰しもが知っています。
また、基礎だけではダメだということも知っています。
なのに、基礎的能力を結びつけることや基礎を使いこなすことはあまりしません。
基礎のうえに応用があると思っているわけです。
間違いではないですが、それについて深く考えていないように思えます。
基礎も応用も、何かと結びつけることで新しく発展します。
世の中の勉強が、それ自体では役に立たないのと同じです。
けっして、勉強が直接社会で役に立つわけではありません。もちろん、大学の勉強が社会に直結させられるケースも多くありません。
基礎的能力とは、どの分野にもベースとなる能力のことです。国語能力や計算能力がまさにそれです。
しかし、そういった能力は多岐に渡るわけではありません。
積み重ねた知識や経験をどのように生かすか、そこが重要ではないのでしょうか。
だから、基礎とか応用とかではなく、何をどのように使うのかが重要です。