活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

映像メディアの凋落

ここ最近、リメイクや映画化・アニメ化・実写化があまりにも多すぎます。
何でもかんでも、別メディアにすればいいってものじゃありません。


確かに、別メディアで売れているものを映像化することは、手堅く利益を得ることができます。しかし、それでは映像メディアの意義が失われてしまいます。映像という優位性を充分に生かし切れていない行為です。


安易な映像化は結局、映像メディアそのものの魅力がなくなってしまったことを意味します。映像メディア側から良質なコンテンツを提示できていないわけですから。
紙上メディアに良質のコンテンツが存在するのは事実です。しかし、それと同じように映像メディアにも良質のコンテンツは存在しました。その中にはメディア化されてものもあります。しかし、それ以上に映像メディアのみのコンテンツも多く存在します。


最近の映像メディアは過去の遺物や他メディアの力を借りていることが多すぎです。利益という面では、それも一つの戦略です。ですが、多用は自分の首を絞めるだけです。
もう少し、オリジナルコンテンツを充実させる方向にならないものでしょうか。このままだと、ろくな人材が育ちません。