活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

漫画に世を憂う

いしぜきひでゆき原作、藤栄道彦漫画『コンシェルジュ』はやはり面白いですね。
コミックバンチ』に連載中のホテルを舞台にした漫画です。ホテルのコンシェルジュを通した人間模様や仕事観が巧く描かれています。


従来、ホテルものは『HOTEL』がありますが、コンシェルジュという新しい職種と視点でまったく違うものに仕上がっています。


これを読んでいて、やはり思うのは、仕事は理想だけではないけれど、理想を追いかけられなかったらお終いだなと。
私も理想を追いかけているつもりなんですが、最近へこみがちです。仕事での人間関係に辟易しています。私自身は巻き込まれていませんが、周囲の状況を見ていると仕事が嫌になってきます。


たまに『コンシェルジュ』を読んで、癒されながらやる気を取り戻してみたり。


学生の頃は、仕事ものの漫画や小説って好きではなかったですが、いざ自分が社会人になってみると、共感してしまうんですよね。だから、職業ものの作品はなくならないのだと思います。
でも、同時に作品での出来事って現実にはありえない話でもあるんですよね。だから、みんなそこに思いをはせるわけです。
ホント、嫌な世の中です。
みんなが理想に燃えて仕事ができれば、問題もあるけれど幾分かマシな世の中になる気がします。