活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

伝えるとは知ることと見たり

以前、文章技術のレベルを3段階に分けました。
そのうち、2段階目について言及したわけですが、問題なのは1段階目です。
つまり、書くべきものが分からない段階です。


しかし、よく考えてみると、テーマを与えられれば多くの人は書くことができます。では、何故書けないのでしょう。
それは書くものはあるのだけれど、どう書けば分からない人が多いからです。書くべきテーマがあるのに、それをどう伝えればいいのか分からない。どう書けばいいのか分からない。


でも、それってどこから来る問題なのでしょうか。
おそらく知識や経験の問題だと思います。何となく知っているけれど、よく分からないことを書こうとしているから書けないのです。当たり前のように知っていることを説明するのに、人は労力を要しません。
ですから、何かを書こうと思ったら、そのための知識や経験が必要となるわけです。
同時に、どこに視点を置くのかも同様でしょう。知識や経験という判断材料がなければ何が問題なのか漠然としたままです。


以上のことから、1段階目を克服するには、それだけの知識や経験が必要となります。