活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

今は昔、

よくよく考えると、最近分かりやすい本が増えてきました。
一昔前は、何かを説明する本なのに分かりづらい、なんてことは多々ありました。説明書なのに何を説明しているのか分からない。文章の書き方を説明しているのに、その文章自体が分からないなど。


最近は文章技術が向上したのか、分かりやすくなっています。
もう一つの理由としては、かつては本を出す、とはインテリジェンスだとされていました。知識人ですね。
しかし、最近は文章の敷居がだいぶ低くなっています。それまでの一部知識人のものではなく、もっと多くの人のものになったわけです。昔の知識人って、「俺はすげえんだよ。お前等、そんなこともしらねえのかよ」とあけすけもなく言えば、こんな感じでした。だから、文章も難しく書くわけです。


それがなくなったために、最近の本は分かりやすくなったのかな、なんて思います。