活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

転職活動雑考

今、転職活動をしているのですが、そこで感じることを、まさに「つれづれなるまま」に書いてみようかと。


結局、自分は何をしたいのかなと思うのです。
別に仕事が嫌いなわけではありません。むしろ、仕事をすることは好きですし、そのことに充実感を得ています。今回、転職をしたいのは仕事に対する不満ではありません。
辞めたい理由は職場上の人間関係に嫌気が差したからです。そして、転職したいのはこのまま私は今いる業界にいていいのか、新しいことをしたいと思ったからです。


たぶん、「これがしたいっ!」というのは基本的にないのだと思います。「なんでもやりたいっ!」という気持ちの方が強いかも知れません。
そのせいなのか、第1志望の業界は1次面接で落とされてばかりです。もちろん、未経験業種ということもあるからだと思います。それに対して、第2志望の業界は逆にほとんどの企業から内定をいただきました。それは自分のキャリアのためでしょう。


なんでしょう。転職で思ったことは結局自分が思っている能力と企業が判断する能力がさほど変わらないということです。それは自分の能力を充分に把握していると同時に自分の限界を思い知らされた気分です。


もう一つ思ったことは、転職に必要なことはありのままの自分を晒すことではなく、自分の経歴や能力を分かりやすくまとめることなのだと思いました。自分の虚像を魅せる必要も過小評価をする必要もないということです。
どういう経験をし、その企業で何ができるのか、それをプレゼンするだけの問題です。
転職の中で採用担当者が「履歴書を見れば、その人となりが見える」と言っていました。その通りなのだな、とも思います。やはり乱雑な字で書く人はダメですし、職務経歴書をパソコンで作成する人も複数社に応募するため、ととられてしまいます。また、経歴はともかく見やすく工夫されている、とかそういうことから性格が判断できます。


私は人にアピールするのが苦手です。できることならしたくないし、ひどく気恥ずかしい思いがします。だって、どんなできたってそれ以上の人がいるのです。それに比べたら、自分がいかほどのものなのか。


不採用の通知が来るたび、自分はダメだと鬱になりそうですし、内定をもらっても「これは自分がしたいことだろうか」と自問してしまいます。
なにより一番思うことは、私の手には一体どんな能力があるのだろう、ということです。たぶん他人から見れば、それなりの経験を積んでいますし、年齢に対してキャリアもあるはずです。でも、具体的な技能や能力があるのかと聞かれると、すごく不安です。WordもExcelも人並み以上に使いこなせますが、それが企業でどれほどのものなのか分かりません。


果たして5年後10年後、私はどうしていたいのでしょうか。やりたいことは公私ともにあります。でも、それができるのか分かりませんし、具体的なキャリアイメージができません。
いっそ起業すればいいのかもしませんが、自分はトップに立つ人間ではなく、トップをサポートする人間だと自任しています。それにそのための人脈も金脈もあるわけではないですし。


なんだかいろいろと考えてしまう今日この頃です。