活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

美味しさ求めて三千里

 何をもって「美味しい」とするのか。
 たまに他人がどういう基準で美味しいといっているのか不思議に思うときがあります。
 その人の味覚センスそのものを疑うときもあるのですが、たいていは「言い過ぎじゃない?」と思うのです。


 私は費用対効果ではありませんが、値段に対して「美味しさ」が見合っているか、で判断します。
 例えば、1000円の料理の平均的な美味しさを10とします。すると、1000円で20だったら美味しいし、5だったら不味い、というわけです(美味しさ指数自体が主観的という意見もありますが)。


 ですから、1500円の料理が10だった場合、それは美味しいとは言えませんし、500円で5だったら、それなりだったと評価します。この前者と後者を比べて美味しいのはどちらかと言われれば、私は後者と答えます。
 確かに美味しさ指数でいえば、前者の方が上ですが、費用対効果でいえば、後者の方が断然上です。


 料理はサービスだと考えます。
 サービスである以上、値段に見合わなければ、いくら頑固一徹、名店の味、限定の味、だといわれようが、それは単なるエゴです。
 多分、その辺が人とは違うところなんでしょうね。