私が常々思っていること。
自分が好きなことには資金・時間・労力をかけること。
例えば、私は無類の本好きですが、本を買うために資金はもちろん惜しみませんし、本屋へ行く時間や本を探す労力は惜しみません。週に3〜4日は地元の本屋に顔を出していますし、大手書店がある場所に行った場合は必ず立ち寄ります。
本屋に行ったら、小説や新書の棚は一通り通ってチェックを怠りませんし、気になった本は手にとって買うべきか、買うべき候補に入れるか考えます。
アマゾンみたいなネット書店がある? 邪道です。確かに書店にない本を買うのには便利です。でも、本は実際に手にとってページをめくることに喜びがあるんです。
ページをめくって面白い作品に出会う喜びこそが至福の時なのですから。
ものを買う、という意味ではネットショッピングは効率・便利と正しい姿です。今後もネットで買うスタイルは一般化していくでしょう。
でも、でもね、買うことと本を楽しむことは別物です。
もし、世の中がネットでしか買い物ができなかったら、きっと私は死んでしまうでしょう。それくらい本屋で本を買うこと(選ぶこと)に資金と時間と労力をかけているのです。
何が言いたいかといえば、何かをするということはそれくらいの情熱が必要だということです。
時間も資金も労力もかけない、かけようとしない姿勢で何かをしようなんて、それは何もしようとしないのと同じです。
ただ、無尽蔵に出せばいいのか、といえば、そうでもありません。物事には費用対効果があるわけで、それを無視するのは単なる自己満足です。
もっとも、世の中のほとんどは自己満足ですが。