- 作者: 今野晴貴
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: 新書
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すべての日本企業はブラック企業になり得る要素を持っている。
それは本書の論点です。
なぜ、そんなことになり得るかといえば、本来、厳しい労働環境の代わりに「年功序列」「生涯雇用」を約束してきた日本企業の文化でしたが、不況によって新興企業が、そのルールをねじ曲げました。厳しい労働環境のだけ残し、労働者の保護を反故にしたからです。
つまりは以前に言ったとおり、経営者は労働者から限界まで搾取することしか考えていないからです。
論理的に考えれば、短期的にはそれが利益を最大化するからです。
彼らは論理的であっても倫理的ではありません。
それがブラック企業の実態と言えます。