活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

ときには小説の話をしよう

審査委員満場一致で大絶賛と売りの『完全なる首長竜の日』ですが、正直がっかりな部分が多い。
確かに、文体は非常に秀逸で新人とは思えないが、展開自体は1/3も読めば分かってしまうし、まさに展開通り。
別に新しいジャンルを切り開いたわけでもないし、ストーリーに秀逸さがあったわけでもなし。
悪くないけど、良くもない。
そんな感想です。


この人の『太陽がいっぱいイッパイ』は買おうかどうしようか迷いながら買わなかったのですが、まあ、正解だったなと。
展開がやぼったい。泣かせにいきまっせって感じで、むしろ泣けない。さわやかさは残りましたが。
展開を予想しづらい点では読ませますが、分かると、「え、そんなこと」とがっくり。


大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ

大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ

結局、この人は「すうがくはこんなもんじゃねえよ」と世界の中心で叫びたかっただけなんでしょうか。
ただ解いて答えるだけの数学じゃない、と言いたいことは分かるものの、これで数学ができるようになるかは、ふと疑問。
10のアプローチは分かるものの、果たしてこれで数学ができるようになるのか。
まあ、数学に対する意識を変える意味では意味があったかな、と。


Pumpkin Scissors(16) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

Pumpkin Scissors(16) (KCデラックス 月刊少年マガジン)

ううん。悪くないんだけど、説明がいつにもまして多かった巻。
評価保留。