活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

とりあえず、バットマンはアルフレッド(執事)の皮肉が良い


幽麗塔 2 (ビッグコミックス)

幽麗塔 2 (ビッグコミックス)

幽麗塔 3 (ビッグコミックス)

幽麗塔 3 (ビッグコミックス)

あまり人には勧めないですが、個人的にはこういう話は好きです。
妖しい感じではあるものの、そういう雰囲気が好きな人には好きかも。
ただ、絵がザ・小学館(青年誌)っていう絵なんですよね。


あるキング (徳間文庫)

あるキング (徳間文庫)

伊坂幸太郎っぽくない発想だけど、文体は伊坂幸太郎っていう作品です。
ちょっとした変化球としては悪くないかな。
なるほど、そういう方向から来るのか、という意味ではありだけど、最近の伊坂作品を見ると、どうも文章がライトすぎるんだよな。
文体が軽いというか。
『オーデュポンの祈り』的な感じが欲しいかな。



ダークナイト・ライジング』よかった。
なるほど、『バットマン・ビギンズ』からこう繋がるワケか。やるな、クリストファー・ノーラン
しかし、『ダークナイト』には勝ててない。というか、ジョーカー(ヒース・レジャー)がすごすぎた。
しかも、話の中盤が『スターウォーズ2』よろしく特訓と再生の物語で、教条主義な感じがイヤ。これがハリウッド的自分を見つめるってことだ、みたいな。
展開的には結構読めた部分もあって、それもつまらない一因かも。
まあ、前回があまりにもジョーカーが何をするか読めなかったのもあるけど。


それを含めて。
映画全体で見ると面白かったです。基本的にはよく考えられたストーリで、作品的にはムダはほとんどなかった。
他の映画と単純に比較するなら、ぜひとも『バットマン・ビギンズ』を見てからみると面白い。
ダークナイト』を見てからだと……。


ただ、ラストシーンは思わず「そうか、やられたっ」と膝を打ちますね、確実に。