- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2012/04/20
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (43件) を見る
その最新作である本作はリドリーストーリーを駆使してミステリを生み出している。
と、堅苦しく言ってみましたが、リドリーストーリーに仮託して何かを主張しようという手法は『氷菓』の手法と似ているなと。
アニメはいかがなものかと思いながらも、作品の組み立て方のうまい作家です。
時代設定がバブル後ということもあり、報われなさが半端ないのですが、そこは米澤穂信らしさといえるでしょう。
- 作者: 高濱正伸
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2010/07/17
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 13回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
分かるんですけど、となると、結局、今まで放置された若者達は無視ですか。
彼らこそどうにかしなければならないんじゃないでしょうか。
もちろん、本書はそういうオトナを作らないための方法ですが、話の流れとしては今までの「ダメな」若者は切り捨てられている気がします。
ここでは親の役割が結構重要と言いながらも、これから親になるのは、その「ダメな」若者なのに。
彼らを変えないと、子ども達も変わらないでしょう。
と、思ってみたり。