- 作者: 中山健夫
- 出版社/メーカー: すばる舎
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: 単行本
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というのが本書のテーマです。
なんとなく言っていることが根拠があって話をしているのか、イメージではないのか。
そのデータは正しいと言い切れるのか、リスクを過大評価しすぎていないか。
など、もう一度考え直してみよう、というのが本書で言いたかったことです。
おそらく原発事故で根拠のないデマが飛び交ったことに、医者である著者が警鐘を鳴らそうと本書を思いたった、というところでしょう。
ただ、「合理的思考」と仰々しく書いている割に、そんなに合理的な話はなかったような。
- 作者: 原田広幸,瀬戸雅美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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医学部に合格する生徒は天才ではなく、ビジネスで言われているMECE(穴なく漏れなく)が大事であることを説いています。
最近の受験本の流行に乗って、国語力が大事だとも説いています。
確かに国語力は大事なんですけどね。
ただ、誰も彼も医学部に行ける、と思われかねない言説はいかがなものかと。
もちろん、文系でも可能なのですが、最近はプラチナ資格としての医師免許がもてはやされています。
しかし、医者になったとしても、その先も日々研鑽の毎日が待っています。
医者になったから安泰というわけではありません。
まず、医学部を目指す人はそこから考えるべきでしょう。
- 作者: 木暮太一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/04/26
- メディア: 新書
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賛成です。
今の日本の働き方をしていたら、早晩おかしくなってしまいます。
世の経営者の言うことなんて、真に受けてはダメです。某ワタミの社長の件しかり。彼らの気持ちはどうあれ、労働者を限界まで働かせるのが彼らの仕事なのですから。
本書の半分以上は面白く読めましたし、賛同できたのですが、最終的な部分。
では、どんな働き方をすればいいのか、は疑問視です。
確かに、自分の土台となる「積み上げ」は必要です。それが生かされる業界を選ぶというのもいいでしょう。
しかし、土台ができたところで、より多くの仕事を任されて、これまで到達すべきラインより高いところに到達点が設定されるだけです。
『踊る大捜査線』ではないですが、もし、今の働き方を脱したいのであれば、現状では経営者(あるいは役員)にならざるを得ません。
使われる方ではなく使う方になるしかありません。
『金持ち父さん貧乏父さん』の金持ち父さんが資産によって不労所得を得たように、経営者は労働者によって所得を得ます。
資本主義とはつまるところ、そこにしか帰結しません。
だから、経営者・取締役員は働いていないように見えます(実際に働いていない人もいますが)。
もし、本当にこの働き方を抜け出したいなら、仕組みを変えなければならないでしょう。