活字中毒の溺れる様の記

これは、よくいる活字中毒者が溺れ死ぬまでの記録である……なわけない(笑)

熱に浮かされながら、けれど冷静に

風邪をひきました。
たぶんインフルエンザではないと思うのですが……。明日、病院で検査してもらう必要があります、職業上。
まあ、風邪薬を飲んで寝たら、ある程度良くなったのでインフルエンザではないと思うんですよね。


寝て、起きたら選挙速報をやっていました。
私自身、選挙に行ってきましたが、開票速報を見てびっくり。民主党が圧勝しているではないですか。


私は支持政党を持たない、いわゆる無党派層の一人です。
正直、自民党でも民主党でも、あるいはほかの政党でも、政権を取ったところで大差はないと考えています。
それは、経済政策の肝を日銀が、政府の肝を官僚が握っている以上、政治家のできることは少ないからです。
日銀や官僚がすべていけないとは考えません。
しかし、現状を作り出したのは自民党である以上に、日銀や官僚のせいでもあります。
同時に、彼らなしに日本が機能することもありません。
つまり、民主党が政権を取ったところで、彼らの協力を取り付ける必要があります。


民主党は官僚改革を唱えていますが、官僚なしに政府が動くでしょうか。
あるいは官僚を抑えつけて、政府を動かすことができるでしょうか。
私は疑問です。
民主党政権も結局は官僚に屈し、自分でできるところだけを変えていくことでしょう。
それは非常に中途半端な改革になり、結局国民の失望を大きくするだけです。


ただ、今回の政権交代には意味があります。
国民がはっきりと自民党にNOを叩きつけたことです。
今まで政権政党であった自民党を引きずり落とせた実績は、国民はその気になれば日本を動かすことができるんだ、ということを見せつけた結果となりました。
今後、(民主党の後)どの政党が政権を取るかはわかりませんが、その政党は国民を見なければなりません。
今までのように、その場限りの言葉では通用しないと痛感するでしょう。それは日本政治の変わる瞬間です。


問題があるとすれば、その時国民はきちんと中身を見る必要がある、ということです。
今回は政権交代、ただそれだけで政策など見ていないのが現状です。
今後の課題は言ったことを実行できるか、それを監視する国民の能力でしょう。


先のことを話していますが、私は民主党に一切期待していません。
ただ、国民によって政権が交代した、それだけを評価しています。